スイングアークを大きくするメリットと練習方法

ゴルフにおいて、飛距離と方向性を生み出すために
重要な項目が『スイングアーク』

 

スイングアークが「大きい」と「小さい」とでは、
大きく異なる結果が生じるようになります。

 

今回はスイングアークについての解説と、
大きくするための方法やメリットをお伝えしていきます。

 

目次
1.スイングアークとは
2.スイングアークを大きくするための練習法
3.イメージと相反する体の動き
4.スイングアークを大きくしようとする注意点
5. まとめ

スイングアークとは

 

『スイングアーク』とは、「スイングをしたときにできる
クラブヘッドの円弧の動き(軌道)のこと」です。

 

プロ・アマチュアも含めて飛ばし屋と言われる人は、
基本的にスイングアークが大きくスイングしていることが多いです。

 

「スイングアークが大きい = クラブヘッドが作る円が大きい」
ということです。

 

もちろん、スイングアークが大きいに越したことはないですが、
クラブを管理(コントロール)する距離が長くなるため、高度なスキルとも言えます。

 

スイングアークを大きくするための練習法

 

ここでは、師匠の松谷伸次プロに教えてもらった
練習方法を特別にお伝えします!

 

この練習方法は、無理がなく、
簡単に行うことができます!

 

STEP 1

ティーアップをしたボールの後ろ側(アドレスの目線から言うと右足の方へ)
30cmくらいのところに、ボールを1球置きます。

 

STEP 2

そして、ゆっくりテイクバックを行い、
地面に置いたボールを後ろ側(アドレスの目線から言うと右側へ)に転がしてみましょう!

 

STEP 3

そのままクラブをトップまで持っていき、スイングをする!

 

今までに自分なりにも考えて練習をしたりしましたが、
1番簡単でわかりやすいドリルだと思います!

 

《注意》

ボールを後ろに転がそうとして、テイクバック時に
腕や手先だけでクラブを動かそうとするのは禁止です!

 

しっかりと身体を捻転させ、
クラブヘッドが自然とついてくるようなイメージです。

 

《まずは素振りでやってみましょう!!》

 

素振りで慣れてきたら、
実際にボールを打ってみてください!

 

《慣れてきた人への応用編!!》

 

STEP1での、ボールの置く位置を最初は30cmmだったのを、
40cm…50cm…などと少しずつボール同士の距離を広げてみてください!

 

ボールの距離が広がるほど、クラブを低く、長く引くことができるので、
自然とテイクバックも大きくなり、

 

しっかりと肩が入ったトップを作れることにもつながります。

 

イメージと相反する体の動き

 

僕も練習しながら、『スイングアーク』に尽きず感じたとても重要なことは、
「練習は練習のために行わないこと」が重要になってきます。

 

素振りではできるけど、実際にボールを打つと出来ない。
練習場でボールは打てるけど、ラウンドでは出来ない。

 

・コース(ラウンド)
↕︎ スコアを考えて方向性と飛距離の両立ができるかな?

・練習場
↕︎ 実際にボールにちゃんと当たるかな?

・素振り

 

ボールを打つとなると、打ちたい!という気持ちから
素振りでは出来ていた「クラブヘッドが自然とついてくるようなイメージ」

 

を忘れてしまいがちになりますので、
慣れるまでじっくり練習してみましょう!

 

慣れを含めた、地道なステップにはなりますが、
今の自分はどの状態なのか!?をしっかりと把握していることも

 

上達への近道になります!

 

スイングアークを大きくしようとする注意点

 

ツアーで活躍するプロ選手の連続写真などを見ると、
テイクバックに対して、ダウンスイングがとても小さく、

 

インパクト後のフォローがとても大きく見えるかと思います。

 

そのイメージはとても大事なのですが、
「スイングの円を大きくするためにフォローを振ること」はしないように注意してください。

 

《理由》→ ヘッドスピードが落ちやすくなる

 

飛距離アップレッスンでもお伝えしていますが、
「飛距離が出ない人の共通点」にフォローを振ることが当てはまってしまうからです。

 

少しでも遠くに飛ばすために一生懸命にスイングをしているが、
実際に飛距離が出ていない人が多いです。

 

《対策》→ スパットに向かって振り抜く

 

ティーアップされているボールから飛球線方向に30cmくらいのところの目印(スパット)を作り、
その目印に向かって振り抜くようにします。

 

スパットに振ることに慣れていたら、
ボールとスパットの距離を離すようにして、

 

クラブを低く、長くスイングができるようになれれば、
スイングアークは大きくなりやすいです!

 

ここでのスパット(目印)に向かって打つというのは、
スイングアークを大きくする・飛距離を伸ばすだけでなく、

 

ゴルフでの方向性を作るために非常に重要になってきます。

 

「フォローを振る」と「スパットに向かって振り抜く」は
同じインパクト後の動きになりますが、

 

ヘッドスピードや方向性を考えると、
結果的に大きく異なる結果を生みやすくなるので、注意しましょう!

 

まとめ

 

飛ばし屋の多くが行なっている『大きなスイングアーク』

 

実は、飛距離を生み出すだけではなく、
(トップからインパクトにかけてクラブを加速させるための助走距離を長くすること)

 

方向性を整えるためにも必要な動作にもなります。
(低くて長いインパクトができ、目標に向かって打ち出しやすくなる)

 

どんな年齢・ヘッドスピード帯のゴルファーでも、
さらなる飛距離アップの願いは尽きません。

 

ご紹介させていただいたコツやポイントを参考にしていただき、
飛距離アップに繋がればと思っております。

 

いまよりも、5ヤード・10ヤードもしかしたらそれ以上の飛距離を伸ばして、
よりゴルフライフを楽しんでいただければと思います。

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投稿者プロフィール

小林 史
小林 史JPDA所属ドラコンプロ/プロコーチ/ヘッドスピードトレーナー
ゴルフ経験ゼロから飛ばすことの面白さにはまり、ドラコン競技に参戦からわずか1年で自身の公式最長飛距離を401yardまで伸ばすことに成功。
飛距離だけでなくベストスコアは72という上手さも兼ね備えている。第2回飛距離アップレッスン日本一決定戦で優勝するなど、
ドラコンプロとしてもトレーナーとしても好成績を残している。

ABOUTこの記事をかいた人

ゴルフ経験ゼロから飛ばすことの面白さにはまり、ドラコン競技に参戦からわずか1年で自身の公式最長飛距離を401yardまで伸ばすことに成功。 飛距離だけでなくベストスコアは72という上手さも兼ね備えている。第2回飛距離アップレッスン日本一決定戦で優勝するなど、 ドラコンプロとしてもトレーナーとしても好成績を残している。