ドライバー以外のクラブを使った、飛距離アップ練習方法

日本プロドラコン協会の小林です。

 

ドラコン選手はいつもドライバーばかり振っている
わけではありません。

 

ドライバーばかり振るのは疲れますし…(笑)
練習場ではもちろんアイアンなど他のクラブなども打ちます。

 

今回は、ドライバー以外のクラブでも飛距離アップにつながる
練習方法について紹介していきますね。

 

目次
1.飛距離アップに重要な体の使い方
2.飛距離を伸ばすために9番アイアンを使おう
3.『体の右側でスイングをすること』のメリット
4.理想の球筋と出てはいけない球筋
5.練習の際の注意点
6.まとめ

 

飛距離アップに重要な体の使い方

 

飛ばし屋の約90%は、
「飛球線方向に体が突っ込むこと」を行いません。

 

逆に言えば、「体が突っ込む」ことをすれば
飛ばなくなるということです。

 

多くの方は、飛ばしたい!という気持ちから、
トップからインパクトにかけて、

 

体が左側に突っ込んでしまいます。

 

この体を突っ込んでしまうことによって、
ヘッドスピードは約2~5m/s変化すると言われています。
※個人差があります。

 

体が突っ込むことで、せっかくトップの位置を高くしていても、
インパクトの瞬間にはトップの位置が低くなってしまい、

 

ヘッドスピードが落ちてしまいます。

 

飛ばしたいという気持ちが強ければ強いほど、
自分自身を飛ばない状態にしてしまっている方は実は多くいます。

 

飛距離を伸ばすために9番アイアンを使おう

 

特別なことはしません!

 

ただ、ボールポジションを変えて、
9番アイアンでショットをしてもらうだけです!

 

いつもショットで構えているボールポジションより
10cmだけ右側(飛球線方向の逆)に置いて打ってください!

 

10cmというのは、ざっくりボール2個分です。

 

ただ記事を見ているだけでは、あまりいつもと変わらない、
とても簡単な練習に見えると思います。

 

しかし、このたった10cmは、
実際に打ってみると遠い距離に変わります。

 

「飛球線方向に体が突っ込みながら」打つ人から見たら、
なおさら遠くなります。

 

右側においてあるボールを打つことで、
飛距離を伸ばすために必要な

 

『体の右側でスイングをすること』を身につけることができます。

 

『体の右側でスイングをすること』のメリット

 

・体が突っ込みにくくなる

 

→今までのボールポシジョンより右側においているため、
トップからダウンスイングに入る約5cm~10cmの距離の間で

 

クラブを急加速させなければいけません。

 

いつもより、10cm右にボールを置いているということは、
ダウンスイングでクラブを加速させるための距離が必然と短くなってしまうからです。

 

・フォローでスイングをしにくくなる

 

→ 飛距離を出したいのであれば、フォローをいくら振っても飛びません!
ボールはすでに飛んで行ってしまっています。笑

 

車の交通事故と同じです。

 

ぶつかる瞬間にトップスピード(最高速度)の車と、
トップスピードになる前の加速途中の車とぶつかったときには、

 

どちらの方が衝撃が大きいと思いますか?

 

体の右側でスイングをするようになると、
同じように一生懸命振ったスイングでも、

 

ボールへの力の伝わり、結果的に飛距離が変わってきます。

 

理想の球筋と出てはいけない球筋

 

いつもより右側にボールを置いているため、
通常と同じようなボールの打ち出しの高さを作るのはかなり難しいです。

 

ですが、右側で振るようになることで、
ボールを上から叩くようなインパクトの形になりやすいです。

 

打ったボールに対して、スピンが入りやすい状態になります。
低く打ち出しをしたボールがスピンの浮力で伸びるような球筋に見えたらバッチリです!

 

※はじめは、9番アイアンから練習を行い、
慣れてきたら番手をどんどん上げて行ってください。

 

番手を上げることで、
クラブでスピンがどんどん入りにくくなるため、

 

練習としての難易度が上がっていきます。

 

練習の際の注意点

 

いつもよりもボールが右側にあり、
クラブとボールが届かない!という状態になりがちです。

 

その時に、クラブを届かせようとして、
「上体を下げる」ことは行わないでください!

 

上体を下げると、「ダフリやすくなり」
「トップの位置が下がり飛距離(ヘッドスピード)が落ちる」

 

というデメリットが出てきます。

 

ここの練習では、トップが出ることはOKです!
ボールを下目使いで見下しながら、

 

上から打ち込むように練習してみてください!

 

まとめ

 

クラブを右で振ることによって、
ヘッドスピード(飛距離)は格段に上がりすくなります!

 

右側の10cmで振ることに慣れたら、
15cm、20cmと徐々にボールの置く位置を右側に移動させていってください!

 

この練習は飛距離の伸ばすために行う練習ですが、
ラウンド中に林の中に打ち込んだ時やライが悪い場合などの

 

トラブルショットでも使えるので
知っていて損はない練習になると思います!

 

どんな年齢・ヘッドスピード帯のゴルファーでも、
さらなる飛距離アップの願いは尽きません。

 

ご紹介させていただいたコツやポイントを参考にしていただき、
飛距離アップに繋がればと思っております。

 

いまよりも、5ヤード・10ヤードもしかしたらそれ以上の飛距離を伸ばして、
よりゴルフライフを楽しんでいただければと思います。

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投稿者プロフィール

小林 史
小林 史JPDA所属ドラコンプロ/プロコーチ/ヘッドスピードトレーナー
ゴルフ経験ゼロから飛ばすことの面白さにはまり、ドラコン競技に参戦からわずか1年で自身の公式最長飛距離を401yardまで伸ばすことに成功。
飛距離だけでなくベストスコアは72という上手さも兼ね備えている。第2回飛距離アップレッスン日本一決定戦で優勝するなど、
ドラコンプロとしてもトレーナーとしても好成績を残している。

ABOUTこの記事をかいた人

ゴルフ経験ゼロから飛ばすことの面白さにはまり、ドラコン競技に参戦からわずか1年で自身の公式最長飛距離を401yardまで伸ばすことに成功。 飛距離だけでなくベストスコアは72という上手さも兼ね備えている。第2回飛距離アップレッスン日本一決定戦で優勝するなど、 ドラコンプロとしてもトレーナーとしても好成績を残している。