女子初心者ゴルファーのレッスン記の第2弾です。
前回は、スイングリズムを身につけるレッスンで、
飛距離を10yd伸ばすことができました。
では次に、彼女に教えたこと書きたいと思います。
彼女は飛ばしたい、当てたいと思うあまり、
クラブをボールに当てにいく→ボールを打ちに行く→体が突っ込む
このような流れのスイングをしていました。
この、ボールを打ちに行く事による体の突っ込みが元で、
彼女はなかなか飛距離を伸ばす事ができずにいたのです。
この彼女の癖を、次に治していくことにしました。
目次
1.飛球方向の体の突っ込み
2.べた足スイング
3.後ろを見てのスイング
飛球方向の体の突っ込み
以前ご説明した、
振り子の原理で考えてみるとわかりやすいと思います。
体が突っ込むという事は、
振り子の支点、軸がぶれる、という事です。
支点がぶれてしまうと、
振り子の先端は早くなるでしょうか?遅くなるでしょうか?
答えはお分かりの通り、遅くなってしまいます。
これはヘッドスピードが遅くなる、という事と同じですから
飛距離は伸びなくなってしまいます。
また、支点がぶれると、振り子の先端もずれますよね?
ということは、ボールがクラブに当たりづらくなってしまい、
ミスショットが発生する原因にもなってしまいます。
また、飛球方向に体が突っ込む、スライドすることによって
スイングの軌道を体が塞いでしまい、
うまく振りぬけないことも飛距離が伸びない理由の1つ。
このように、体の突っ込みによって、飛距離が伸びず悩んでいる彼女。
私は次のようにレッスンをしていきました。
リリースポイントを後ろに
彼女が飛球方向に体が突っ込む理由は、ボールを打ちに行こうとしているから。
しかし、素振りをさせてみると、とても良いスイングをするんです。
ですが、ボールを目の前にすると、ボールをどうしても打ちにいって、
体が突っ込んでしまう。
そこで、ダウンスイングの際に、ボールを直接打ちにいっていたのを、
それより後ろでクラブを落とすようにさせたのです。
これで、以前より体の突っ込みはマシになりましたが、
それでもまだまだです。
べた足スイング
次に、どうしても我慢できず、前に突っ込んでしまうため
足を地面に張り付けた、べた足でのスイングをさせました。
すると、全体の突っ込みはなくなったのですが、
今度は右肩の突っ込みがでてきました。
どうしても、ボールを打ち込むとう癖が抜けません…。
後ろを見てのスイング
最終手段。2~3m後ろを見て、
ボールは全く見ない状態でスイングをしてもらいました。
(※フルスイングではありません)
すると、ロフト通りの弾道の高い球筋に代わり、
方向性も良い、きれいな球が出るようになりました!
このイメージを掴むため、
このまま後ろを向いたスイングを何度かしてもらいました。
するとフルスイングではないのに、ヘッドスピードの数値が上り、
彼女自身もヘッドが走っていくイメージが体感することができたと、
この時言っていました。
そしてこのイメージを保ったまま、通常のスイングをしてもらうと
なんと、練習場のバックネットに届く、170ydのショットが飛び出しました!
これには彼女もびっくりです。
この練習法で大きく曲がっていたスライスがフェードボールに変化。
130ydが170ydと 40ydも飛距離を伸ばすことができました。
この時の彼女のスイングは、まったく体が突っ込んでおらず
軸がぶれていない非常に良いスイングでした。
体の突っ込みを悩まれている方は、
このような練習法を試してみるのも手ですよ!
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投稿者プロフィール
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日本プロドラコン協会所属のプロドラコン選手として活動しながら、ヘッドスピードトレーナーとしてレッスンも行う。
過去3回開催された飛距離アップレッスン日本一決定戦ではアゲインストが吹き荒れるなど条件が厳しい大会もあったが、
担当したすべての生徒の飛距離アップさせることに成功し、第3回大会では日本一のレッスンプロに輝いている。
【ドラコン公式最長飛距離】372yard
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