ゴルフスイングに重要な「振り子運動」を解説

目次

1.振り子運動とは
2.振り子運動により得られる飛距離
3.振り子運動により得られる正確性

 

ゴルフスイングの重要な要素の一つに「振り子運動」がある。

 

雑誌などで取り上げられたこともあり、
聞いたことがあるという方も多いと思います。

 

その「振り子運動」について、
日本プロドラコン協会(JPDA)ではヘッドスピードの原理として

 

ヘッドスピードアップのレッスンをおこなう際は、
最初に説明、理解していただいています。

 

約100年前にも、この「振り子運動」を熱心に説き、
歴戦のチャンピオンを生み出した世界的指導者もいたほど。

 

100年後の現代を生きる私にとっても、
この「振り子運動」はゴルフで一番重要なことだと考えています。

 

振り子運動を一言でまとめるなら
「頭を支点にして腕を振る」ということ。

 

文字にするといたって簡単で単純な動作に思えるが、
ほとんどのアマチュアゴルファーはできていない場合が多い。

 

それはきっとゴルフ雑誌や番組などで、
「右足を蹴る」だの「右足から左足に体重を移動させる」など、

 

一流のティーチングプロからの、ありがたいお言葉をまじめに聞き
忠実に従っているからなのかもしれない。

 

なんとも皮肉な話だが。

 

といっても、このティーチングプロたちが
間違っているわけではなく、寧ろとても正しいことを言っている。

 

間違っているのは、
「アマチュアゴルファーの勝手な解釈」であることが多い。

 

いろいろな事をむやみやたらに試す前に、
この振り子運動を正しく理解し、

 

マスターするのが飛距離アップレッスンをしているトレーナーとして、
飛ばすスイングになるための近道だと断言したい。

 

振り子運動とは

 

では「振り子運動」をわかりやすく説明しよう。

 

まずはブランコを頭に思い描いていただき、
一番高い位置に来た時に、ブランコは一瞬止まり、

 

最下点に来るときに、一番加速する。
そしてまた高い位置に来た時に失速し一瞬止まる。

 

これをスイングに当てはめてみると、
ブランコの支柱のように頭を動かさず、

 

テークバックして高い位置、
トップに来たクラブは一瞬止まり、

 

そこから振り下ろされたクラブは最下点で一番加速し
フィニッシュで失速、そして動きが止まる。

 

この動作がまさにブランコと同じ
「振り子運動」と言えます。

 

重力を最大限に利用して、位置エネルギーを運動エネルギー、
すなわち速度、ヘッドスピードに変える運動になります。

 

「振り子運動」で得られる恩恵は大きい。
特に、ゴルファーなら求めてやまない「飛距離」と「正確性」が手に入ります。

 

振り子運動により得られる飛距離

 

まず、飛距離はヘッドスピードが上がることによって、
伸びるのはお分かりいただけるだろう。

 

私はドラコンプロで、競技においては
ボールを遠くに飛ばすことが仕事です。

 

ドラゴンプロは体中の筋肉を奮い立たせて、
腕っぷしでボールを打っているイメージがあるかもしれない。

 

ただ、体の線が細くとも、飛ばせるプロもいる。
非力な女性であっても、飛ぶ人は飛ぶ。

 

それはその人たちが、振り子の原理を理解して
ボールに一番効率よく運動エネルギーを与えるスイングを行っているからに他ならない。

 

振り子運動により得られる正確性

 

では、正確性は?

 

人間はどうしても、ナイフとフォークを扱うように
自分の力で物をコントロールしたくなってしまいます。

 

でも、ゴルフクラブは、ナイフとフォークのように短く小さくはない。
何倍も長く、先端が重たいバランスになっている。

 

こんなものを自分の力だけでコントロールするには
長く苦しい鍛錬が必要かもしれない。

 

だが、振り子運動を使えば、
そんな無駄な努力は必要なくなります。

 

振り子運動によって規則的にクラブが最下点まで下りることにより、
ブレがなくなる。

 

すなわち、安定したショット「正確性」につながる。

 

ボールは打つのではなく、振り子でスイングすれば
軌道上にあるボールが勝手に当たって勝手に飛んでいくのだ。

 

自分の意志とは関係なく、勝手に当たって、
遠くまで飛んでいくなんてまるで魔法のような話だが、

 

それが「振り子運動」を取り入れて、
スイングするということです。

 

ゴルファーならこれを利用しない手はないですよね。

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投稿者プロフィール

梅野 悌彦
梅野 悌彦JPDA所属ドラコンプロ/ヘッドスピードトレーナー
日本プロドラコン協会所属のプロドラコン選手として活動しながら、ヘッドスピードトレーナーとしてレッスンも行う。
過去3回開催された飛距離アップレッスン日本一決定戦ではアゲインストが吹き荒れるなど条件が厳しい大会もあったが、
担当したすべての生徒の飛距離アップさせることに成功し、第3回大会では日本一のレッスンプロに輝いている。
【ドラコン公式最長飛距離】372yard

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日本プロドラコン協会所属のプロドラコン選手として活動しながら、ヘッドスピードトレーナーとしてレッスンも行う。 過去3回開催された飛距離アップレッスン日本一決定戦ではアゲインストが吹き荒れるなど条件が厳しい大会もあったが、 担当したすべての生徒の飛距離アップさせることに成功し、第3回大会では日本一のレッスンプロに輝いている。 【ドラコン公式最長飛距離】372yard