今流行りのシャローイングをやっても良い人ダメな人とは?

今流行りのシャローイング

PGAツアーで活躍する飛ばし屋マシューウルフ選手が、GGスイングをしていることでシャローイングがメチャクチャ流行っています。

YouTubeでゴルフ動画を検索していると、多くの人がシャローイングを薦めています。

それでは、何故シャローイングを薦めているのでしょうか?

今回は、シャローイングの

  • メリット
  • デメリット
  • 合う人
  • 合わない人

をお伝えします。

シャローイングとは

シャローイングとは、シャロ―(緩やか)にクラブを降ろす動作です。

シャローイングの特徴は、切り返しからダウンスイングでクラブを横に寝かして降ろす動きです。

シャロ―の反対の言葉として、スティープがあります。

これは、シャロ―の反対で鋭角にクラブを降ろすことを言う言葉です。

英語が苦手な人からしたら言葉を聞いただけでパニックになりそうですが、覚えておきましょう。

シャローイングのメリット

シャローイングが、クラブを横に寝かせてダウンスイングをする動きと言うことは、分かりましたね?

それでは、シャローイングのメリットをお伝えします。

  • クラブがインサイドから入るので球が捕まる
  • 緩やかな軌道で打つので低スピンになって飛距離アップが望める

主なメリットは、この2点です。

シャローイングの特徴は、ダウンスイングでクラブを寝かせる事なので、クラブはインサイドから降りてきます。

そうなると、当然球は捕まります。

スライスばかりして球が捕まらない人にとっては、大きなメリットとなります。

もう一つのメリットは、緩やかな軌道で打つのでスピン量が少なくなります。

飛距離は、

  • 初速
  • スピン量
  • 打ち出し角

によって決まってきます。

飛ぶボールを打ちたいのなら、初速を速くして打ち出し角を高くしてスピン量を少なくする事です。

初速は、ヘッドスピードを上げたりミート率を上げる必要がありますが、打ち出し角とスピン量はシャローイングをする事で大幅に変えることが可能です。

シャローイングのデメリット

メリットばかりが目に付きますが、シャローイングにはデメリットもあります。(私はGGスイングを完全に理解してGGスイングを専門に教えている訳ではないので、もしかするとこのデメリットも私の誤解の可能生があることを先にお伝えしておきます。)

  • クラブが寝るので下からすくい上げる動きになりやすい
  • 背骨の前傾角を保つのが難しい
  • もともとスピン量が少ない人は球の曲がる原因になる

このようなデメリットがあります。

シャローイングは、今までのスイング理論では良くない動きとされていたクラブを寝かせる動きです。

GGスイングを完全に理解している指導者に教わらないと、多くの人がスイングを壊します。

実際に、ユーチューブなどの動画やサイトで調べてシャローイングに取り組んでいるアマチュアで、私から見て正しくできている人はほぼいません。

その理由を、デメリットを交えながら説明していきます。

一般的にシャローイングをするための前段階として、トップで右膝を伸ばしながら体を回してシャフトクロスさせます。

この動きから、一気にシャフトを寝かせてシャローに入れる訳です。

そうすると、左肩が上がり前傾が伸び上がって、下からすくい上げるスイングとなります。

マシューウルフ選手は前傾角を保ってインパクトしていますが、シャローイングをするのなら前傾角度のキープが絶対に必要だと思いますが、それが非常に難しいのが現状です。

シャローイングをやっても良い人

シャロ―イングをやっても良い人は、このような人です。

  • シャローイングをしっかり理解している指導者に習える人
  • アウトサイドインで上から叩きつけるようなスイングの人

シャローイングをするのなら、シャローイングをしっかり理解している指導者に習える人だと思います。

今迄の悪い動きと言われてきたクラブを寝かせる動作が、シャローイングです。

アマチュアが自分で調べてできるほど、簡単な理論ではありません。

しかし、例外としてアウトサイドインでクラブが立ちすぎている人が矯正する意味で取り入れるのは、良いのかもしれません。

シャローイングをやってはダメな人

シャローイングは、正しく理解していないとスイングを崩します。

個人的には、正しくシャローイングを理解している指導者に習えない人は、下手に取り入れない方が良いと思います。

まとめ

最近流行りのシャローイング。

正しく取り入れる事ができれば、飛距離アップが期待できます。

その反面、間違ったやり方をするとスイングを壊す可能性があるので、シャローイングを取り入れる場合は十分注意してください。

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投稿者プロフィール

ズッキー
ズッキー
30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。