ルールで使用が認められている用具とルール違反になる用具

最近になって、ゴルフ用の距離測定器がプロのトーナメントでも使用できるようになりました。スマホやAIといった技術の進歩をみると、ゴルフに活用できそうな用具もこれからどんどん増えてきそうです。

しかし、距離測定器にしても使ってはいけない機能がルール上はありますが、そのほかの用具もルールでは、何をどこまで使用することが認められているのでしょうか。

今回はゴルフのルール上、使用が認められている用具と認められていない用具について解説します。

距離の測定用具に関するルール

距離測定器の使用が認められてから、現在ではアマチュアゴルファーでも測定器を使う方が増えていますが、ルール上、測定可能なのは距離を測ることだけです。

市販の距離測定器には高低差を測定できるものが多いのですが、高低差まで計測することはルールでは、認められていません。

距離想定器には競技用に高低差の測定をオフにする機能がついており、オフにされている状態が他社からもわかるように設計されているので、正式競技などではオフにして使用しなければなりません。

ただし、仲間内のゴルフでは、同伴者に了解を取っておけば、それほど厳しくルールを守る必要はないかもしれません。

打つべき方向の情報を得るための用具

コンパスなどで、単に東西南北を確認することは認められています。

しかし、打つべき方向を解明してくれる用具の使用は認められておらず、例えば、最新のAIを駆使して、コースレイアウトとボールの位置から、打つべき方向をアドバイスしてくれる機器があったとしても、使うことはできません。

また、打つべき方向を示すために棒を置いたり、目印を置くことも認められていませんので注意してください。

風や気象条件を知るための用具

ラウンド中に、一般に公開されている天気予報をみて、風速などを推定することは認められています。

しかし、コースに風速計を持ち込んで測定することは認められておらず、さらに風の情報を得るために人工物を使用することも認められていません。

つまり、風向きを知るための粉や、ハンカチ、リボンなどを使って風向きを調べることはルール違反になります。

ただし、コースに落ちている枯葉などの自然物を投げて風向きを調べることは問題ありません。

また、単純に気温と湿度を測定することは認められています。

オーディオと動画

ラウンド中に、音楽を聴くことや、動画をみることは、同伴者に迷惑にならなければ、認められています。

ただし、ショットの前にクラブ選択や打ち方の参考とするために、ゴルフの動画をみることなどは認められていないので、ラウンド中にゴルフの動画などを見ながらプレーすることは問題があると覚えておきましょう。

また、スイングテンポを安定させるためにメトロノームの音を聞くとか、音楽を聴く行為も禁止されています。

その他の認められない用具

ラウンド中にゴルフ練習器具を使うことは認められていませんが、一般的なストレッチ用具を持ち込んで、ラウンド中に使うことは問題ないとされています。

しかし、どこまでが練習器具なのか微妙なことがあるので、余計な用具は持ち込まない方が無難でしょう。

また、パソコンなどを持ち込んで、その日のラウンドの情報や自分心拍数など生理情報を記録しながら分析して、番手選びに役立てるといったことも、今のルールでは認められていませんので注意しましょう。

まとめ

この先、技術の進歩とともに、ゴルフラウンドに役立つ用具も増えてくると思いますが、ルール上認められていないものがあることを理解しておくことがマナーとして大切です。

また、ルールで認められている、認められていないにかかわらず、他の人に迷惑がかかりそうなものは、持ち込まないように心掛けましょう。

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投稿者プロフィール

風TARO
ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。