ゴルフは狙ったところに飛ばす競技です。
いくらヘッドスピードが速くても毎回空振りだとスコアになるはずもありません。
飛ぶのは良い事ですが、きちんと芯で打てているかが大切です。
女子プロが良い例です。
一般男性より筋力がない女子プロがゆっくり振っているのに飛距離はアマチュア男性より出るのはミート率が良いからです。
ミート率が良ければそれなりに飛距離は出せます。
今回はミート率を上げる方法をお伝えします。
ゴルフのミート率とは?
いろんなスポーツで聞くミート率。
スポーツによってはただ当たればミート率が良いと言われたりします。
ただゴルフの場合ちょっと違います。
当たるだけではミート率が良いとは言えません。
ゴルフのミート率とは
- ボール初速÷ヘッドスピード
この数値が悪ければ芯でとらえていないという事になります。
ボールやクラブの規制により限界値は1.56となっています。
同じヘッドスピードでもミート率が変われば飛距離に差がでます。
女子プロの平均的なヘッドスピードは42m/s程度です。
この数値は多くの男性アマチュアと同じような数値です。
女子プロは250ヤード程飛ばしていますが、あなたはどれくらい飛ばしているでしょうか?
私が見る限り多くのアマチュアはコースの目標フラッグまで届いていないことが多いようです。
大抵目標フラッグは220ヤード前後に立てられています。
ヘッドスピードが同じくらいならミート率が良くなればあなたも250ヤード程飛ばせるようになります。
そもそも何故ミートしない?
ミート率が大切な事がわかっても何故ミートしないのか原因を探る必要があります。
ミート率が悪い原因は星の数程あるので、ここでは代表的な悪い動きを紹介します。
- 上体が伸び上がって打っている
- 体重が右に残って打っている
この2つの影響でミート率が下がっているゴルファーはかなりの数います。
上体が伸び上がっている人は前傾キープを心がけます。
簡単なドリルとして、クラブを持たずに壁にお尻をつけてアドレスしてそのまま振るのが良いでしょう。
スイング中どちらかのお尻が壁についていれば前傾は保たれています。
家で簡単にできるドリルなので前傾が崩れる人は何度もやって前傾が崩れない感覚を掴んでください。
体重が右に残って打っていると例え芯に当たってもミート率は悪くなります。
体重が右に残ったままインパクトするとロフトが開いて球は上に上がります。
体重を左に移すことでより強い球を打つ事が可能です。
体重が残ってしまう人はボールをいつもより左に置いて練習しましょう。
こうすれば体重が右に残ると当たらないので自然と左に移ります。
ミート率を上げる方法
2つの症状別でドリルを紹介しましたが、万人に向けたミート率を上げる方法があるので紹介します。
まずアドレスをします。
バックスイングをせずにインパクトの形を作ります。
その状態で腕を使わずに腰から腰までの小さい振りで球を打ちます。
たったこれだけです。
アドレスの状態からインパクトの形を作ることで前傾が保たれ手元が浮かなくなります。
この状態から腕を使わずにスイングすることで正しい体の使い方を覚えられるドリルです。
このドリルができるようになったら徐々にスイングを大きくしていきましょう。
そうすればフルスイングでも安定した体の使い方ができるはずです。
まとめ
今回はミート率を上げる方法について説明しました。
ゴルフでは球に当たるか当たらないかだけでミート率が決まるわけではありません。
ミート率とは言い換えればいかに効率よくボールにエネルギーを伝えられるかどうかです。
効率よくボールにエネルギーを伝えることができれば今よりもっと飛距離アップしてあなたのゴルフが変わる事でしょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら
投稿者プロフィール
-
30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
最新の投稿
- スタッフブログ2024.06.23ランニングアプローチはラフからでも使えるのか?
- スタッフブログ2024.06.17ロングアイアンが引っかかる人。治すコツを紹介
- スタッフブログ2024.06.10アプローチウェッジでバンカーを簡単に出す方法
- スタッフブログ2024.06.03ウェッジでのボール位置について説明します