ピンまで残り30ヤード。
手前にはバンカー。
よくあるシチュエーションです。
こんな時に有効なのが、ピッチショット。
この状況でうまく寄せることができれば、スコアはまとまります。
しかし、この様な状況を苦手としている人も多いはずです。
今回は、ピッチショットの打ち方を説明します。
この記事を読めば、上げて止めるショットはマスターできますよ。
ピッチショットとは?
ピッチショットとは、ふわっと上がり球の重さで止まるアプローチです。
止めるショットにはスピンショットもありますが、違いは球の
- 高さ
- スピン
の差です。
技術的には、スピンショットに比べてピッチショットの方が簡単です。
似たような名前のアプローチで、チップショットと言うのもあります。
チップショットは、ピッチショットと逆で、少しだけキャリーしてそこからほとんど転がるアプローチです。
名前が似ているので混乱するかも知れませんが、覚えておきましょう。
ピッチショットを使う場面
ピッチショットを使う場面は、グリーン周りでトラブルになりそうな所を超えなければいけない時です。
- バンカー越え
- 池越え
- 砲台グリーン
- ラフを超えてのアプローチ
など、バウンドが計算できない場面で直接グリーンに落として止めた方が良い場合に重宝します。
ピッチショットで使うクラブ
ピッチショットと言うと、名前が似ている事からピッチングウェッジでするアプローチと考える人もいますが、すぐに止めたいなら1番ロフトの寝たクラブで行います。
クラブセッティングにもよりますが、ほとんどの人はサンドウェッジです。
ピッチショットの打ち方
それでは、本題のピッチショットの打ち方を説明します。
距離に応じてスタンス幅と振り幅は、調節して下さい。
- スタンス幅は通常のショットよりも狭くします。
- ボールの位置は真ん中です(左におけば高く上がりますが、その分ダフりやトップになる確率が上がります。
- グリップはスイング中握りの強さを変えずに緩く握ります。
- 体重は6:4で左足に多くかけてスイング中体重移動は行いません。
- バックスイングとフォロースルーの速さ、振り幅を同じにしてフェースを返さない様にフィニッシュまで持っていきます(この時手首はインパクトで折れない様に注意します)
これが、ピッチショットの打ち方です。
特別な事はしていません。
通常のフルショットとの差と言えば、フェースを返さない事くらいです。
もっとふわっと上げたい時は、アドレスでボールに対して反時計回りにオープンスタンスで立ち、その分フェースは開きます。
そのままスタンス方向に振ると、ふわっとしたボールになります。
しかし、打点が一定していないとトップになる可能性は上がるので、上級者向けのテクニックとなります。
アマチュアがやる勘違いピッチショット
今度は、間違ったピッチショットのやり方です。
これは、球を上げようとしてアマチュアがよくやる間違ったやり方ですので、ご自身が当てはまっていないか確認しましょう。
まず、アドレスでボールを左に置きます。
球を上げようと体重を右にかけて、グリップ位置を体の真ん中にします。
スイングは、腕だけで上げて下からすくい上げるように打ちます。
当然手首はリリースされて、フィニッシュでも右足体重のままです。
この打ち方をするアマチュアの人は非常多いので、トップばかり出たり距離感が全然合わなかったりしていたら、疑ってください。
アプローチでも、自分ですくい上げる意識はいりません。
クラブが勝手にボールを上げてくれるのです。
まとめ
ピッチショットをするのに、特別な動作は必要ありません。
- アドレスをしっかり
- グリップ圧を一定
- リズム良くスイング
をすれば球は勝手に上がるので、シンプルに考えましょう。
ピッチショットはよく使うショットなので、打ち方をマスターすればそれだけでスコアアップ間違いなしですよ。
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投稿者プロフィール
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30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
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