パッティングの際には、グリーンの芝目がどうなっているかを読む必要があります。
しかし、芝目をどうやって読めばいいのか、正直さっぱりわからないという方も多いのではないでしょうか。
読むのは難しい芝目ですが、読み方のポイントを押さえて、経験を積めば、芝目を読むことは可能です。
今回は、初心者でも芝目が読めるようになるためのポイントを解説します。
目次
芝目はどうしてできるの?
芝は自然の植物ですから、その生育は自然状況によって変わり、まっすぐ上に向かって伸びるだけではなく、一定の方角に向く傾向があります。
自然の水や風の流れ、日当たりなどによって芝の生育方向が変わり、それが芝目となります。
芝の種類によっても芝目の程度は違い、葉の硬い高麗芝では芝目は強くなり、ベントグリーンは芝目の影響が少ないといわれています。
また、ベントグリーンでもその生育環境によっても芝目の程度は違い、ゴルフコースによって違ってきます。
順目、逆目とは?
パットを打つ方向に芝が伸びている場合を順目、打つ方向と逆に伸びている場合を逆目と呼びます。
順目のパットでは芝の抵抗が少なくボールがよく転がり、逆目の場合は芝の抵抗でボールが転がりにくくなります。
また、芝目が左右に向いている場合は、順目の方向にボールは曲がりますので、それを計算してパッティングする必要があります。
芝目の読み方
それでは芝目を読むポイントを解説します。
以下のポイントを理解して、グリーン全体から細部までしっかり観察することで、芝目が見えてくるでしょう。
芝の色の違いを見る
芝が白っぽく、明るく見える方に向かって順目で、逆に、芝が濃く、暗く見える方向は逆目です。
芝の種類や生育状況によって見え方に差がありますが、はっきりと区別できるグリーンもありますので、この色の違いが見えれば、芝目で迷う必要はありません。
カップの淵を見る
カップの淵の芝の生えている方向を見た時に、カップの中に向かって芝が伸びていれば、その方向に順目です。
また、カップを切る際に、逆目部分は崩れやすくなるので、カップを上から見た時に淵が枯れて削れたような部分がある場合は、その部分に向かうパットは逆目になります。
崩れた部分の逆側の淵の芝がカップの中に向かって伸びていれば、このカップまわりの芝目は明らかです。
水の流れる方向を見る
芝目は水の流れる順目である傾向があり、シーサイドコースでは海へ向かって、池などの水辺のグリーンでは池方向に向かって順目である場合が多いです。
海や池や川の方向を確認して芝目を推測してみましょう。
風の通り抜ける方向を見る
芝目は風の影響も受け、山沿いで一定の風が吹くような場所では風下に向かって順目になる傾向があります。
有名な例として、富士山の麓のゴルフ場では、富士山からの強い吹きおろしの風の影響をうけるので、富士山方向に向かって強烈は逆目になり、このようなゴルフコースでは富士山の位置さえ把握しておけば、芝目に迷うことはありません。
西に向かって順目
芝は日当たりにも影響され、特に午後の日光に向かって伸びやすいので、西側に向かって順目になる傾向があります。
他の要素がなければ、西に向かって順目と考えてよいでしょう。
同伴者のパッティングを参考にする
芝目の程度などは実際に打ってみないとわからないことが多いので、一番参考になるのは先に打ってくれる同伴者のパッティングを参考にすることです。
先に打ってくれる人がいない場合は仕方ありませんが、同伴者のパットのボールの動きはよく観察するようにしましょう。
まとめ
芝目は難しいとあきらめずに、今回の記事を参考に芝目を読む訓練を続けることで、少しずつ分かるようになります。
また、キャディさんがいるときは、必ず芝目について聞いて確認するようにしましょう。
キャディさんに聞いているうちに自分でも判断できるようになりますよ。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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