長く伸びた深いラフ。
こんな時どのようにして打っていますか?
打ち方を知っていても難しいのですが、知らないととんでもないトラブルになるのが、深いラフからのショットです。
ラフは飛ばないということは分かっている人が多いと思いますが、クラブ選択はどのようにしているでしょうか?
打ち方も重要ですが、深いラフからのクラブ選択を間違えていては正しく脱出することは出来ません。
今回は深いラフでも正しい判断と打ち方ができるように説明していきます。
この記事を読めば深いラフでも冷静に対処できるはずですよ。
深いラフに入った時にはどうすれば良いのか?
深いラフに入った時にはどのようにすれば良いのでしょうか?
まず大切なのはライの確認です。
ライとはボールの置かれている状況のことです。
葉の密度や強さや長さ、芝が倒れている方向やボールがどれくらい沈んでいるかよく見てください。
深いラフと言っても、冬の枯れたラフで順目のライにボールが乗っている場合と、夏の元気な芝の逆目にすっぽり埋まっているのでは状況が全然違います。
基本的には長くて強く密集している芝の中に埋まっているほど難しく、反対に短くて弱く密度の低い芝に浮いているようなラフの方が簡単になります。
芝目の向きにも注意が必要です。
進行方向に倒れていれば(順目)クラブの抜けが良く、反対方向に倒れていれば(逆目)クラブの抜けが悪くなります。
よくありがちな間違っている考え方は、ラフがキツイと飛ばないからともっと長い番手を持つことです。
これは逆効果です。
フェアウェイからであれば長いクラブを持った方が飛距離が出せますが、ラフの場合はまずは上に打ち出さないと出すことすらできません。
その状況にあったクラブ選択をできるようにしましょう。
ライの見極めが出来れば打てる距離もわかるはずです。
もしグリーンを狙いたくても距離が足りない場合は、次にどこからアプローチをすれば寄せられるのかを考えて、マネジメントを組み立てましょう。
深いラフの打ち方
それでは、深く潜っているラフからの打ち方をお伝えします。
まず深く潜っている場合は、短いアイアンしか使えないと思ってください。
ボールがすっぽり隠れているような深いラフでは、ウェッジを使用するのが良いでしょう。
ラフの抵抗に負けないようにグリップを強く握ります。
深いラフから脱出させるにはクラブを鋭角的に下ろす必要があるので、体重は左足に掛けて、ボールの位置は通常より右に置きます。
この構えから体重移動をせずに上から打ち込むのが、深いラフからの打ち方です。
なぜ鋭角的に下ろすのでしょうか?
それは緩やかな軌道ではラフの抵抗に負けるからです。
芝が絡みつくのを少なくするために鋭角的に下ろすのです。
ラフに浮いているのであれば、鋭角的に下ろすとボールの下を潜る可能性があるので、ボールの位置はあまり右にしない方が良いでしょう。
まとめ
今回は、深いラフでも正しい判断と打ち方ができるように説明していきました。
深いラフでは打ち方の前に状況判断が大切です。
飛距離は通常のようには出せないので気をつけて下さい。
時には無理にグリーンを狙うのではなく、どのようにすれば次で寄せることができるのか考えることも大切です。
打ち方で大切なことは、芝の抵抗に負けないように正確にボールに当てることです。
そのためには、グリップが緩まないようにしてボールの位置に気をつけましょう。
距離を欲張らずに落ちついて対処できればスコアアップに繋がると思いますよ。
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投稿者プロフィール
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30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
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