ゴルフはゴロフ!
世界の青木こと青木功プロがよく言っている言葉です。
世界を股にかけて戦った本物のプロゴルファーが、転がしが1番と言うのだから間違いありません。
ランニングアプローチは、ロブショットのような難しいアプローチとは違い、初心者から上級者まで使えるアプローチです。
それでは、ランニングアプローチのコツをお伝えしていきます。
ランニングアプローチとは
ランニングアプローチとは、少しだけキャリーさせそこから転がして寄せるアプローチです。
使うクラブにも寄りますが、1:9の割合で転がして寄せるようなアプローチです。
ランニングアプローチのメリットは沢山あります。
- ふり幅が小さいのでミスになりにくい
- シンプル
- スピンの計算をしなくても良い
主に、このようなメリットがあります。
逆にデメリットとしては
- 使える場面が限られる
- 地味なので凄いと思われにくい
- インパクトで強く入るとそのまま大オーバーしてしまう
- 直接グリーンに乗せずに手前から転がす場合、どれくらい転がるか経験がものを言う
このようなデメリットがあります。
しかし、デメリットよりも圧倒的にメリットの方が多いのが、ランニングアプローチ!
特に、スコア100を切れないアマチュアは、ランニングアプローチを覚えるだけでスコアを大きく減らす事が可能です。
何故なら、ランニングアプローチは多少のダフリやトップをしても、ウェッジで打った時に比べて結果オーライになりやすいからです。
特に、芝が薄いライからのアプローチで有効です。
芝の薄いライでは、ボールの下にクラブが入るスペースがなく、インパクトが点になります。
例えば、サンドウェッジで打つなら、
- ナイスアプローチ
- ザックリ
- トップ
など、両極端になります。
しかし、ランニングアプローチなら、多少のダフリやトップでもそこそこの所まで運べるので、ミスショットしても大怪我はしないのです。
2種類のランニングアプローチ
ランニングアプローチのやり方は、大きく分けて2種類あります。
- パターと同じように打つパターチップ
- 体を使って打つチップショット
です。
- パターチップの方が球の勢いか弱い
- チップショットの方が球の勢いが強い
特徴があります。
どちらのやり方でも寄せられれば良いので、距離感が合う方を選んで下さい。
これから、2種類の打ち方を説明していきます。
使用クラブは状況によって変えても良いのですが、何も分からなければ7.8.9番アイアンでやってみましょう。
パターチップの打ち方
アドレスは、パターと同じです。
ボールの位置は、体の中央。
クラブがパターよりも長いので、短く握ります。
こうすると、クラブのヒールが少し浮くはずです。
パターチップの場合は、これでOKです。
このまま下半身を動かさないようにして、肩のストロークだけで打ちます。
パターチップの振り幅は、時計の文字盤の8時から4時程度です。
そのため、キャリーは少ししか出ないので、グリーンから近い所限定のアプローチとなります。
もし、グリーンから30ヤード離れているような状況でランニングアプローチをするのなら、チップショットを選択しましょう。
チップショットの打ち方
パターチップは、パターと同じように打つため下半身を止めて打ちます。
チップショットは、体の回転で運ぶように打ちます。
まず、スタンスを狭くします。
スタンスの向きは、目標に対して平行、もしくは軽く開きます。
ボールの位置は右足寄りに置いて、手元は左太ももの内側の前にセットします。
つまり、ハンドファーストで構えます。
体重は左足に多めにかけて、体の回転で打ちます。
手首を使って打たない事が、ポイントです。
手首を使わない為、グリップは強めに握ります。
スイング中の体重移動は行わず、左体重のままで行います。
チップショットは、体の回転を多くすればその分距離が伸びます。
この場合、バランスを崩さないようにスタンスを広げて打ちます。
チップショットと言うと、グリーン周り限定と考える人もいますが、グリーンから距離のある場合でも使える状況があります。
- 冬の風の強い時
- グリーンが凍っている時
- 地面が硬い時
などに有効となりますので、覚えておきましょう。
まとめ
今回は、ランニングアプローチについて説明しました。
ゴルフは、いかにリスクを抑える事ができるかが、スコアをまとめるカギとなります。
スピンを効かせて寄せる方がカッコ良かったりしますが、実際にスピンを計算して打てるようになるにはプロレベルの技術が必要です。
転がして寄せるのは地味に見えますが、最も安全なアプローチです。
なので、今までランニングアプローチをしてこなかった人も、この機会に覚えてスコアアップに繋げましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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投稿者プロフィール
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30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
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