ゴルファーを悩ませる病気とも言えるのが“イップス”です。
今までどうってことなくできていた動作が突然できなくなるのがイップスです。
イップスに悩む方は多いのではないでしょうか。
イップスは、特に細かい動きのアプローチやパターで起きやすいと言われています。
重症になると全く手が動かなくなることあります。
アマチュアゴルファーだけでなく、プロでもイップスに悩む人は多いと言われており、ゴルフ経験を多く積み重ねている人ほどかかり易い傾向があります。
今回は、イップスの症状の中でもパターイップスについて解説します。
世界のトッププロも悩む”イップス“
パターイップスの例として有名なのが、2016年のマスターズでのアーニー・エルスです。
メジャー通算4勝を誇る名プレーヤーであるアーニー・エルスがですが、初日スタートホールの1番でカップまで60cmまで寄せたところから、なんと6パットして9打を打ってしまいました。
これはマスターズ1番ホールでの過去ワースト記録です。
これは完全にパターイップスが原因ということだそうです。
以前は、長尺パターを使用して全英オープンで優勝したアーニー・エルスですが、アンカーリング規制後、短いタイプに持ち替えてから体が思うように動かないイップスに悩んでいたそうです。
このように世界のトッププレーヤーでもパターイップスに悩むことがあるのです。
イップスとは!?
イップスとは英語のyipeが語源です。
yipeは感嘆詞で日本語では「うわぁ」「ひゃぁ」といった意味になります。
ほとんどのゴルファーはなんらかのイップスを経験すると言われています。
一度症状がでるとなかなか治らず、中には何年も悩み続ける方もいます。
イップスの医学的な正確な原因は今のところ解明されていないようです。
ゴルフにおける症状として有名ですが、野球やテニス、サッカーなどあらゆるスポーツでみられる現象です。
野球では投手や内野手で、過去の暴投やデッドボールのトラウマから正確な投球ができなくなる症状に苦しむケースがあります。
ダーツの世界でもイップスと同様の症状「ダータイティス」と呼ばれるものがあるそうです。
パターイップスになってしまったら
ゴルフのスコアの半分近くはパッティングです。
それほど重要なパッティングでイップスになってしまったら、好スコアは望めません。
イップスになったかも?と思ったら次のことに注意してみましょう。
- ・ストローク中は腹筋を意識する
- ・ストロークは小さめに
- ・しっかりフォロー出す
腹筋を意識した小さなストロークがイップスを直すために効果的な方法になります。
イップスになったかな、と感じたらまず腹筋を意識してみて下さい。
特にプレッシャーがかかったパッティングの時には、腹筋を意識することでストロークを安定させることができます。
また、特にアマチュアゴルファーに多い傾向が、バックスイングが大きすぎるということです。
打つ距離に対してバックスイングが大きすぎるとインパクト時に調整しようとするので緩んでしまいミスパットになります。
ストロークは小さめに、しっかり加速しながらフォローを出していくこともイップスを克服するコツになります。
まとめ
症状がでてしまうとなかなか治らないのがイップスです。
パターイップスは直接的にスコアに影響がでるので、できればなりたくないものですが、トッププロでも悩むことがあるのがイップスなのです。
なってしまった場合の対処法としても明確なものはないのが現実です。
ですから、イップスかなと思ったらまずはその事実を受け入れることが重要になります。
まず、イップスを受け入れた上で、いろいろな対処法を試して前向きに対応することが大切です。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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