ドライバーで会心のショットが出た時の快感を味わうと、ゴルフは一気に楽しくなり、練習場でもその楽しさを求めて練習にも身が入るというものです。
しかし、特に初心者にとっては飛ばす快感を求めてドライバーばかり練習することは、上達を妨げる大きな落とし穴となることがあります。
楽しく練習できればそれに越したことはありませんが、初心者にとってはどのような練習をするのかによって、上達のスピードが全く変わってくるのです。
ドライバーは基本スイング作りに向いていない!?
ドライバーは最も長さのあるクラブですから、その長さゆえに初心者にとっては扱いにくいクラブといえます。
しかし、一番軽いクラブでもあるために、手先でコントロールがしやすく、体感を使った正しいスイングができてなくても、そこそこのショットを打つことが可能です。
また、ティーアップした球を大きなヘッドで打つため、他のクラブに比べて、上下左右のいずれにもミスの許容度が高いために、正しくスイングできなかったとしてもある程度の飛距離を飛ばすことができます。
このようにドライバーは、他のクラブと比べて許容度が高く、スイングのイメージも変わってくるので、ドライバーばかりを練習していると、他のクラブでは通用しない小手先で飛距離を出す動きばかりが身について基本スイングを崩す結果となる可能性があるのです。
また、ドライバーの練習では、よく飛んだとか、まっすぐ飛んだとか、球の行方ばかりを気にして、正しいスイングができているかという自分の体の動きについての意識がおろそかになることが多くなりがちです。
正しいスイングができていなくても、何度も打ち続けていると小手先の調整でまっすぐ飛ばすことも可能になりますから、まっすぐ飛んだからといって正しいスイングができているとは限らないのです。
初心者はアイアンを練習すべき
初心者のうちは、練習場では9番などのショートアイアンで基本的な動きを意識しながら徹底的に練習することが効果的です。
ショートアイアンは体幹を使って正しいスイングができないと、しっかり捕まった球は打てません。
また、アイアンはフェース面の動きも意識しやすく、フェースの動きと出球の関係を確認しながら練習することができますから、スイングのメカニズムを理解するのに適しています。。
練習場ではショートアイアンを徹底的に練習することで、正しいスイングが身に付きやすく、正しい動きを覚えることで、結果としてドライバーの精度も向上するのです。
練習場にドライバーは持っていかない!?
ドライバーでの飛ばしには魔力のようなものがあり、飛距離の出るドライバー練習はやってる感があり、会心のショットがでると、その快感を求めて、ついついドライバーの練習を続けてしまうのが人情です。
練習場でドライバーを打ち続ければ、その日は体が調整してナイスショットも生まれるようになりますが、正しいスイングができているとは限らないので、本番でがっかり、ということにもなってしまうのです。
ドライバーがあれば、少しだけのつもりが、ずっとドライバーばかり打ち続けた、ということもありがちなので注意しましょう。
このドライバーの魔力に打ち勝つためには、初心者のうちは練習場にはドライバーを持っていかないというのも有効な対応策です。
まとめ
ドライバーでの飛ばしはゴルフの醍醐味ですが、気持ちの良いドライバー練習を我慢することが初心者にとっては上達への近道になります。
地道なアイアン練習が、楽しくなればゴルフ上級者への道が開けてくるかもしれません。
急がば回れの精神で、ドライバーの魔力に勝てない方は、ドライバーを抜いて練習場に向かいましょう。

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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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