プレーファーストのためにも、使用するクラブに迷っている場合は、ショットする場所までクラブを何本かを持っていく必要があります。
また、ショット跡に目土をするために目土袋を持っていくこともマナーとしては大変良いことですし、ヘッドカバーのついたウッドの場合は、ヘッドカバーを外してショットする必要があります。
このように、ゴルフのショットをする地点には、いろいろなものを持っていくことがあります。
そういったものの置き場所で、実は置き場所によってはペナルティになることがあるのをご存じでしょうか。
ものを置くことが違反になる場合とは?
R&Aのルールでは「目標を定める、スタンスをとる、スイングをすることを援助するために物を置いてはいけない(10.2b)」と規定されており、違反すると2罰打が課せられます。
つまり、スタンスの方向を合わせるために地面にゴルフクラブを置いてアドレスをすることや、打つべき方向を示すために目印を置くことなどは禁止されており、ペナルティが課せられるのです。
また、置くというのは物が地面に接していてそのプレーヤーがその者に触れていない状態を指しますので、クラブを持ったまま方向を指し示すような行為は違反になりません。
もちろん、穴を空けることや、土を置くなどのライの改善をして目標を定めることも禁じられていますので注意しましょう。
援助を意図せず置いたとしてもダメ
目標を定めるつもりがなくても、ヘッドカバーをボール前方のショット方向の参考になりそうな位置においてショットした場合も違反とされます。
また、ボールの後方に何か置いても、スイングの方向を確認する目安になりますので違反とみなされることがあります
球の前方に物を置いて飛球線と同じ方向だと、目標を定めることになりますし、ターゲットに対して垂直にゴルフクラブなどを置くとアドレスの援助と受け取られるかもしれません。
何気なく使わないクラブやヘッドカバーをショットの際に目に入る位置に置いているゴルファーを見かけますが、これは違反とみなされる可能性がありますので注意しましょう。
どこまでが援助になるかは微妙な判断になる場合がありますが、ショットの際には、不要な物は視界に入らない自分の体の後ろなどに置くようにしましょう。
ストロークの前に取り除いてもダメ
旧ルールでは、プレーの線を示すなど援助する目的で物を置いても、ストロークする前に取り除けば違反にはならなかったのですが、2019年からの新ルールでは、置いた時点で違反となりました。
ゴルフクラブをアドレスの方向に合わせておいて、アドレスした後、ストロークの前にゴルフクラブを取り除いてからショットしても2罰打のペナルティとなります。
打つべき方向を示してもらうことはOK
崖下からの打ち上げなどで、打つべき方向が分からない場合に、同伴者やキャディにプレーの線上やその近くに立って方向を教えてもらうことは、一般に公開されている情報を示すことなので、問題ありません。
ただし、ストロークをする前には、示してもらっている状態でショットをしてしまうと援助の違反となるので、その場所から離れてもらってからストロークしなければなりません。
また、他者に何か物を置いてもらって目標を定めることももちろん違反ですが、木の枝などを示して、この方向だと教えてもらうことは、一般に公開されている情報なので問題ありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
不用意にものを置いてショットしてしまうとペナルティになることがありますし、同伴者に不信感を持たれることにもなりますので、使わないクラブやヘッドカバーなどは、マナーとして視界に入らないところに置くようにしましょう。
でも、置き忘れには十分注意してくださいね。

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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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