ゴルフラウンド中のトラブル対処の考え方

ゴルフは毎回ナイスショットといけばいいのですが、必ずどこかでトラブルになりスコアを崩すことがあります。

できればトラブルは避けたいものですが、ナイスショットしか出ないと、それはそれでゴルフはつまらないかもしれませんし、トラブルをいかに乗り切るかがゴルフの面白さの一つでもあるのではないでしょうか。

今回は、トラブルになった時にどう対処していくかの考え方、気持ちの持ち方について解説したいと思います。

トラブルになった場合の考え方

トラブルになった場合は、当然動揺してしまうものですが、共通していえることは、そんな時こそ冷静になって対応しなければならないということです。

それでは、トラブルのシチュエーション別に、いかに対応するべきかを考えてみたいと思います。

OBを打ってしまった

まず、トラブルの中でも精神的ショックが大きい、OBを打ってしまった場合について考えてみましょう。

正式ルールでは、OBは1罰打で打ち直しになるので、2打がプラスされることになり、パーが取れる可能性がほぼなくなり、ボギーで納めるのも難しい状況となります。

このホールのスコアだけを考えるとショックが大きく、次のショットも動揺が残ったままミスをしてしまうこともあります。

しかし冷静に考えてみてください、18ホール全体でたったの2打です。

スコアが95の人なら97になる可能性があるということにすぎず、しかも、この2打は残りホールで充分に取り返すことができるのです。

もし打ち直しをOBにしてしまってもたった4打ですから、残りホール数によっては取り返せない打数ではありません。

このようにOBをあまり重く考えず、打ち直しは冷静にいつも通りの気持ちでスイングをすることが大切です。

林に入ってしまった

林に入った場合にまず考えるべきは、確実に脱出することです。

一番避けなければならないのは、木に当てて林から脱出できないことですから、自分の力量ではギャンブルになってしまうような狭い木と木の隙間を狙うことはやめましょう。

例えば、安全に出す方向なら150ヤード残るが、狭い隙間を狙えば残り100ヤードまで運べる場合、少しでもカップに近づけたい気持ちになるので狭いところを狙いたくなりますが、最終的なそのホールのスコアは残りが150ヤードでも100ヤードでも変わらない可能性は高く、差があったとしても1打です。

さらに木に当てた場合のリスクを考えれば、冷静に安全な場所に出すべきなのです。

また、木の根元など打つことが困難な場合には、冷静にアンプレアブルも選択肢として考えてみましょう。

難しいバンカーに入ってしまった

バンカーに入った場合も、まずは脱出することを最優先に考えましょう。

あごの高いフェアウェイバンカーに入った場合は無理をして飛ばそうとせず、確実にあごを越える高さが打てる番手で打つことを考えてください。

ガードバンカーでも、目玉やスタンスの取りにくい場所に入った場合も、再度バンカーに入れることがないように確実に脱出することを考えましょう。

バンカーに入った時点で1罰打だと思って、別のところで取り返せばいいと思うことが大切です。

また2019年のルール改正後は、2打プラスして、ボールとピンを結ぶ後方延長線上で、バンカーの外にドロップすることが可能となりました。

2打もプラスすることには抵抗があるかもしれませんが、1回でバンカーを脱出できなかった場合には2打プラスとほとんど同じ状態になることもありますので、冷静にバンカーとホールの関係を観察すると2打プラスを受け入れる選択が有効な時があります。

まとめ

トラブルになった時に大切なのは、冷静に考えるということです。

カッとなって冷静さを失うと、ミスがミスを呼ぶ状態になり、大たたきになりかねませんので注意しましょう。

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投稿者プロフィール

風TARO
ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。