ハイエストゴルフの大津です。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
多くの大会が中止になりました。
国内ツアーも残りわずかになっています。
ゴルフに限らず、あらゆるスポーツで、
2020年は大変な年だったと記憶に残ることになりそうです。
来年はぜひ平常に戻ってほしいものです。
(ただし、2020年、2021年はコロナの影響によりロングシーズン)
さて来シーズンと言えば、選手にとって気になるのが
「シード権」でしょう。
シード権を得られるかどうかで、
文字どおり「天と地」ほどの差があります。
ところでこの「シード権」とは何でしょうか。
一口で言えば、シード権とは、
トーナメントに出場できる権利のことです。
その規定は、米国のPGAツアー(男女)、欧州ツアー(男女)、
さらに国内ツアー(男女)でそれぞれ異なっているだけでなく、
毎年のように改定されるので複雑です。
以下、国内男子ツアーを例に紹介しましょう。
国内男子ツアーを統括するのは
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)です。
JGTOが主催する大会でなくても、ツアーに出場する選手の
資格基準はJGTOが作成しています。
シード権を得ている選手は、正確には
「ジャパンゴルフツアー・ツアートーナメント出場有資格者」と言います。
条件はいろいろあって、例えば、「賞金ランキング第1位(賞金王)」
になると翌年から5年シード権が得られます。
また、各大会で優勝するとシード権が得られますが、
その長さは大会によって異なります。
「日本ゴルフツアー選手権の優勝者」(5年)
「日本オープンゴルフ選手権の優勝者」(5年)
「日本プロゴルフ選手権の優勝者」(5年)
「ゴルフ日本シリーズの優勝者」(3年)
「その他のツアー各トーナメントの優勝者」
(その年と翌年から2年)などとなっています。
これらの大会に勝っている選手は、その期間内なら
シードの心配をする必要がありません。
いわゆる「シード権争いが激しくなってきました」などと
言われるのは、これらの大会で優勝していない選手です。
次のシーズンのツアーに出場できるのは、
「前年度の賞金ランキング」で、上位65位までとなっています。
過去には第1シード、第2シードという制度で75位まで
シード権が与えられていたこともありましたが、
2019年からは65位までに一元化されました。
(いずれも国内男子ツアーの場合)
※永久シード権などについて、さらに来週もこの欄で紹介します。
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