【誤球】他の人のボールを打ってしまったときの対処法

芝の上に2つ並んだゴルフボール

ゴルフは自分のボールを打ってホールアウトを目指すものです。
当たり前のことですが、他人のボールを打ってはいけません
でも、ゴルフボールは似たような見た目ですから間違えてしまうこともあります。
このように間違えて他人のボールを打ってしまうことを誤球といいます
今回はゴルフのルールとして誤球について解説します。

誤球するシチュエーション

誤球するシチュエーションでよくあるのは以下のような場合です。
・林に入ったボールを探して見つかったと思って打ったが、隣ホールのプレーヤーのボールだった。
・いつもは同伴者より自分の方が飛ばないので、後ろにあるのが自分のボールだと思って打ってしまった。
・同じメーカーのボールだったので、よく確認せずに打ってしまった。
誤球する時は、ボールがなかなか見つからず、やっとボールが見つかったと思った時や、思うようにプレーできずに焦っているときなどです。
誤球の原因は、心理的な影響が大きいのでショットの前には落ち着いてボールを確認するようにしましょう。

誤球した場合の処置は

他の同伴競技者のボールや、放置されたロストボール、隣のホールから打ち込まれたボールなどを誤ってプレーした場合は、誤球のペナルティとして2打罰が科せられます。
打った場所に戻り、誤球したボールを元の場所に戻してから自分のボールを探して、2打を付加して打ち直すことになります。
打ち直しですから後続の組にも迷惑がかかります。
3分以内に自分のボールが見つからないときは、ロストボールとなり、さらにロストボールの処置をしなければならないので大変です。
正式ルールでは、誤球に気が付かないまま次のホールのティーショットをしてしまった時点(最終ホールではホールアウト後にグリーンを離れた時点)で競技失格となりますので、十分注意しましょう。
2人のプレーヤーがお互いに誤球したときは、どちらが先に誤球したかは関係なく、お互いにペナルティが科せられます。
2人とも2打罰を付加して元の場所から打ち直しです。
ただし、マッチプレーの場合は、先に誤球したプレーヤーが負けとなります。

誤球を防ぐためには

誤球を防ぐために有効な方法は、ボールに識別できるマークを入れることです。
ゴルフショップなどでボールにネームなどを入れるサービスがありますが、ネームやマークを入れると識別しやすくなります。
また、ラインやマークを入れるペンやスタンプも売ってますので、これらを使用して自分好みにボールに識別マークを入れるのもいいでしょう。
ただし簡単なマークだと逆に間違えやすくなることもあります。
例えばボールにカラーのラインのみを入れている人は意外と多いので、ボールに赤のラインを入れたものの、同じように赤のラインが入っているボールがあって間違って打ってしまった、なんてこともあるので注意してください。
なるべくラインとマークを組み合わせるなど他の人と被らない自分だけの識別マークを入れましょう
ショットの前には必ず自分のボールかどうか、メーカーや番号をしっかり確認する癖をつけまよう。
なお、深いラフなどで自分の球かどうか確認が出来ない時は 元のライが再現できるようにして球を取り上げて無罰でチェックをすることが出来ます。
また、土などが付いていて確認できない場合は 確認する上で最小限必要な土を取り除くことも可能です。
しかし、球をきれいに拭いてしまうなど、必要なこと以上のことをした場合は一打罰が科されるので 注意しましょう。
ラウンド前に同伴者と使用するボールのメーカーなどを確認することも大切です。

まとめ

誤球のペナルティは2打罰と厳しく、打ち直しで後続組にも迷惑がかかり、精神的ダメージが大きいものです。
楽しく1日ラウンドするためにもショットの前には自分のボールかどうかを確認する癖をつけてくださいね。

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投稿者プロフィール

風TARO
ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。