ボールはあるがままに動かすことなくショットしなければならないのが、ゴルフの基本です。
しかし、ボールのおかれた状況が初心者にとってあまりにも難しいことや、天候によってはプロでも対処できない状態もあり得ます。
このような場合に特別なローカルルールが設定されることがあります。
6インチルールとは
初心者ゴルファーにぜひ知ってほしいのが6インチプレースOKのルールです。
ボールが障害物や打ちにくい場所に落ちた場合に、6インチ(15.24㎝)以内であれば自由に動かしていいルールのことです。
この時、ボールをドロップするのではなくプレース、つまり置くのが正しい処置なので、間違えないようにしてください。
アマチュアには過酷なライを回避してミスショットの確率を減らし、プレーの進行を遅らせないために、ローカルルールとして設定されれば適用されるものです。
特に初心者のうちは、難しいショットに挑戦して進行を遅らせることを防ぎ、良いスコアで楽しくラウンドするためにも、積極的に6インチルールを適用することをおすすめします。
競技などで禁じられていない場合は、同伴者に承諾してもらって、6インチルールを使うようにするとよいでしょう。
ただし、池などのペナルティエリアやバンカー内では適用されないので注意してください。
プリファードライとは
一方、プリファードライは、プロのトーナメントを含め、本格的競技に適用されるローカルルールです。
雨などの天候の影響でコースコンディションが悪い時に、ボールを拾い上げて汚れを拭き取り指定範囲内に無罰でプレースすることができるローカルルールとして適用されます。雨のぬかるみに落ちたボールは、地面にめり込んだり、泥がたくさんついていることがあり、このような場合はプロでもショットをするのが難しくなるので、このルールを適用して、プレーの平等性を確保します。
プリファードライが適用されていなくても、水が浮いているライではカジュアルウォーターの救済という正式ルールがありますので、プリファードライと区別して覚えておきましょう。
動かせる範囲は6インチやワンクラブなど、競技委員会の取り決めにより、フェアウェイのみで適用されることがほとんどです。
また、ボールを拾い上げる際にはマークする必要がありますので、注意してください。
リフトアンドクリーンという用語もある
プリファードライとよく似たルールにリフトアンドクリーンがあります。
リフトアンドクリーンとは文字通りボールを拾い上げて拭いてよいというローカルルールです。
こちらは、プリファードライを適用するほどでもない悪いコンディションではないが、ボールに泥は付きやすい状況の場合に、ボールを拾い上げて拭いてから元の位置にリプレースしてよいというルールとして適用されていることが多いです。
ただし、リプレースか、指定範囲内にプレースかは、その時の競技委員会の取り決めによりますので、リフトアンドクリーンなら元の場所にリプレースしなければならないということではありません。
このようにリフトアンドクリーンという言葉はあるのですが、プリファードライと実質的には同じものなので、詳細はその時々に決められた内容によることになります。
もし、コンペなどの競技に参加してプリファードライ、リフトアンドクリーンのルールが示されたら、その内容をしっかり確認してからプレーにのぞみましょう。
まとめ
プリファードライの正確なルールの理解は、アマチュアでは、競技にでも参加する場合でなければ必要ありませんが、ゴルフ観戦の際などには、よく聞くルールですから、知っておくとよい知識です。
アマチュアの場合は、6インチルールの適用することで、同伴者含め、スムーズで楽しくラウンドすることができるので、遠慮なく使いましょう。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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