穏やかな青空のもと、美しい緑のフェアウェイの中で心地よいそよ風を感じながらナイスショット!
…最高にゴルフが楽しいひとコマです。
さわやかなそよ風は気持ちがよいものですが、一方で春一番や台風前後などの強風が吹くと、ボールが風の影響を受けて距離や方向の判断においてプレーの難易度は格段に上がります。
ゴルフは自然の中でするスポーツですから、自然の風と上手く付き合ってプレーすることが求められます。
今回は、ゴルフにおける風の影響について考えてみたいと思います。
フォローとアゲンスト
まず、ゴルフにおける風に関する用語としてよく耳にするのが、「フォロー」と「アゲンスト」です。
フォローは、追い風のことで、アゲンストは向かい風のことです。
小さなゴルフボールは風の影響を受けやすく、フォローでは風にボールが押されてよく飛ぶようになり、アゲンストでは飛距離が落ちることになりますので、ショットの前には風がフォローかアゲンストかをしっかり判断する必要があります。
ゴルフ用語として、フォローの風が吹いている時は「フォロってる」、アゲンストの時は「アゲてる」と言ったりします。
風による影響はどれくらい?
それでは風の強さによって、飛距離にどの程度の影響があるのか考えてみましょう。
一つの目安としていわれるのが、風速が5m/sの時にフォローなら約10ヤード距離が伸び、アゲンストなら約15ヤード距離が落ちるとうことです。
使うクラブの番手やゴルファーの飛距離、球筋によって多少違ってきますが大雑把にいえば、フォローで1クラブ分、アゲンストで2クラブ分ほどの影響があるということになります。
風速5m/sというのは、「今日は少し風が強いな」と感じる程度の強さで、気象庁も採用しているビューフォート風力階級によると階級3~4に相当し、「木の葉や小枝が絶えず動く」から「砂埃が立つ。水面に白波が多く立つ」くらいまでの強さに相当します。
少し強めの風がしっかり吹いている時は、フォローなら1クラブ小さめ、アゲンストなら2クラブ大きめの番手を持つようにしましょう。
春一番や台風接近時などの風速が10m/s以上になる場合は、ビューフォート風力階級では「大枝が動く。傘の使用が困難になる」以上の状態で、この場合は一時的に突風が吹くことも多いので、20ヤード以上距離が変わってくることがあります。
また、風は正面からだけではなく、横風がある場合は左右の影響も大きいので、風の影響を読むには、ボールが飛んでいくエリアの強さと方向を複合的に判断する必要があり、それなりの経験値がないと正しく判断することは難しいものです。
風に関するルール
最後に、風の影響で知っておきたいルールについていくつか説明します。
風は自然の力ですから、止まったボールが風の影響で動いた場合は、再び止まった場所からプレーを続けることになります。
風で動いたボールを元の場所に戻してプレーするとペナルティとなりますので注意しましょう。
ただし、ティーイングエリアでティーアップしたボールはまだインプレーではないので風で動いた場合は元に戻すことが可能です。
また、グリーン上でマークした後に置いたボールが風で動いた場合は、元に戻さなければペナルティになるので注意しましょう。
また、同伴競技者に風の向きや強さを説明することは問題ではないのですが、
「風が強いから1番手大きめのクラブを使った方がいいよ。」
「低めの球で攻めたほうがいいよ」
などと使用クラブや打ち方を教えることはルール違反のアドバイスとなるので覚えておきましょう。
まとめ
自然と共に楽しむゴルフですから、風を味方にできるか敵に回すかでスコアも大きく変わってきます。
ゴルフにおける風の影響の基本的な影響を理解しつつ、経験値を積んで強い風の中でも楽しくプレーできるようになりましょう。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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