ゴルフは、クラブでボールを打って、ホールインするまでに何回打ったかで競うゲームです。
ボールにクラブをコンタクトして、ボールを動かしたら、それを1打として数えることになります。
しかし、ボールを打つ意思がないときに、誤ってボールを動かしてしまうことがありますが、この場合は原則としてペナルティが発生しますが、場合によっては無罰でプレーを続けられることがあります。
今回は、ボールが意思に反して動いてしまったときの対処方法について解説します。
目次
ボールが動いたとみなされるのは?
故意でなくても、プレーヤーが原因となってボールを動かしてしまった場合は、元の場所にリプレースして1打罰が課されるのが原則です。
それでは、ボールが動いてしまうとは、厳密には、どういう状況なのでしょうか。
R&Aゴルフ規則の定義によると、球が動いたというのは、
止まっている球が元の箇所を離れて他の箇所に止まり、それが肉眼によって見ることができる場合。球が揺れている(または振動している)だけで、元の箇所に留まっている、または戻っている場合、その球は動いたことにはならない(R&Aゴルフ規則より)
とあります。
つまり、ボールが動いたとみなされるのは、動いて場所の移動があった場合で、揺れたが元の場所を動かなかった場合は、動いたことになりません。
構えたクラブがボールに触れて、ボールが揺れたが、場所は移動しなかった場合は動いたことにはならず罰もありません。
ボールが動いた原因が不確かな場合は?
強風など、自然現象が原因で、ボールが動いた場合は、罰なくプレーを続けることができます。
ボールの近くの枯葉を取り除いたことが原因でボールの位置が移動した場合は、一打罰となりますが、強風が吹いていて、枯葉を取り除いたことだけがボールが動いた原因ではなさそうな場合は、どう判断すればよいのでしょう。
プレーヤーがボールを動かす原因かどうかの基準としては、「わかっているか、事実上確実」ならば、原因となったと判断します。「わかっている」は100%確実である、「事実上確実」は 95%以上の強い証拠があるという意味になります。
95%以上ですから、直接的な原因になっていることがほぼほぼ確実な場合にのみ、プレーヤーのせいでボールが動いたと判断することになります。
つまり、プレーヤーがボールから少し離れた場所の枯葉を取り除いた場合に、その振動と風の影響のどちらが原因でボールが動いたかがわからない場合は、95%以上プレーヤーが原因であるとはいえないので、プレーヤーに責任はないと判断されます、
その他でボールが動いても罰がない場合
ボールが動いても罰にならない例としては、以下のようなものがあります。
球を捜索中、偶然にボールに触れて球が動いた場合
深いラフなどに入ったボールを探している最中に、足がボールに触れて動かしてしまった場合は、罰なしでボールを元の位置にリプレースできます。
パッティンググリーン上の球を偶然に球が動いた場合
グリーン上では、ボールマーカーを置くときや外すときに誤ってボールが動いたり、偶然足にボールが当たって動かした場合は、無罰で元に戻せます。
救済措置など、ルールを適用している間に偶然に球が動いた場合
救済処置でボールを拾い上げたり、基点を決めている場合などルールを適用している間に偶然に球が動いた場合は、罰なしでボールを元の位置にリプレースできます。
さらに、同伴者やキャディーが自分のボールを動かしてしまった場合にも罰なくボールをもとに戻せます。
まとめ
ボールを動かしてしまったら、1打罰で元の位置にリプレースすることが原則ですが、無罰になる場合もあります。どんな場合に無罰になるのか、今回の記事を参考にルールを覚えておいてください。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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