ゴルフはゴルフクラブを使ってボールを打つゲームですが、その打ち方については、正しく打つことが求められており、どんな打ち方でもOKではありません。
初心者にとっては、正しい打ち方がよくわからない中で、違反になる打ち方があるといわれても、混乱するばかりではないでしょうか。
今回は、正しい打ち方とはどういうことなのか、どんな打ち方が違反になるのかについて解説します。
ボールを正しく打つルール
R&A規則10.1「ストロークを行うこと」には、ボールは正しく打たなければならないことと、違反となる打ち方が規定されています。
規則では、「ゴルフは技術と個人の挑戦のゲームである」という考え方を根底にしており、この理念に反するような打ち方をすることを禁じています。
正しいストロークをすることを前提につくられたゴルフクラブ本来の使用方法を基準にして、公平に競うことができるように、技術と個人の挑戦のゲームという考え方に合わないような使い方は違反とされているのです。
正しくないストロークとは?
規則10.1aによると「球を押し出したり、搔き寄せたり、すくい上げてはならない」と規定されており、違反した場合は2罰打となります。
ビリヤードのキューのようにクラブを使ってボールを押し出すように打つことは違反となり、これはグリーン上のパターでも同様です。
木の根元などでスイングができない時に、手前からクラブでボールを搔き寄せて打つことも違反となります。
搔き寄せるのはパターでも同様なので、短いパットをお先する場合に、奥からパターでチョンと搔き寄せるように打ってしまわないように注意しましょう。
また、バンカーなどでクラブヘッドをボールの下の砂の中にもぐらせ一度止めてから、フェース面にボールを乗せてすくい上げて脱出させるような打ち方も違反となります。
クラブのアンカリング
アンカリングとは、体のどこかにグリップを固定させてストロークすることで、グリップを胸やお腹に固定してそれを支点としてストロークすると違反となり2罰打です。
その昔、アンカリングは長尺パターのストロークとして認められていたのですが、現在では挑戦のゲームとしてのゴルフストロークにふさわしくないということになり違反とされています。
クラブを自由な状態でスイングするのに比べて、アンカリングを許すと難易度が下がるので、挑戦ゲームという理念に反してしまうということでしょう。
また、グリップが体に着いてなくても、クラブを握っている手を胸に固定してスイングすることも違反です。
固定しているわけはなく、単にグリップがプレーヤーの体や衣服に触れることは違反ではありません。
その他の違反になる打ち方
危ないので普通はやろうとする人はいないと思いますが、ボールの飛ぶ方向にスタンスして故意にボールを足に当てて方向を変えるような打ち方も違反です。
アプローチで目標方向に打ち出せない場合に、逆方向に足を置いて打ってボールを戻すということが考えられますが、それは違反となります。
また、動いているボールを打つことも違反で、傾斜や風でボールが動いている時にショットした場合は2打罰になりますので注意しましょう。
2019年のルール改正により、偶然の二度打ちは単に1ストロークで罰はなくなりました。
故意なら違反となりますが、故意に二度打ちをすることにメリットはなさそうですし、故意に2度打つことはかなり難しいでしょう。
まとめ
「ゴルフは技術と個人の挑戦のゲームである」ので、ゴルフクラブは本来あるべき姿で使用すべきで、奇をてらった打ち方は、ゴルフの基本精神に反するということですね。
ただ、ついうっかり違反になるストロークをしてしまうこともあるかもしれないので、今回の記事を参考にルールを覚えてくださいね。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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