ゴルフクラブの握る場所についているゴム状の部分がグリップです。
安定したスイングをするためには重要なパーツで、すり減るなど消耗する部分なので定期的に交換することが必要です。
また、意外にいろいろな種類があり、グリップを別のものに取り換えるだけで、ショットの精度や球筋が変わることもあります。
今回は、アイアンやウッド用のグリップの種類について解説したいと思います。
グリップの太さ
グリップの太さはM58、M60、M62という表記で示され、M60が標準的な太さになります。
これらの値は通常グリップの内側に表記されています。
M60は内径が0.6インチという意味で、M58は内径0.58インチ、M62は内径0.62インチとなり、外径は同じに作られているのでM58は肉厚で、M62は薄い作りになっています。
つまり、同じ太さのシャフトに挿した時にM62は細いグリップに、M58は太いグリップになります。
実際にはグリップを装着するときには粘着テープを巻くのですが、この巻き方によっても太さは変わってきます。
また、女性向けのL56や、ジュニア向けのJ56といったグリップもあります。
グリップの重さ
先ほど説明したとおり、M58は肉厚なので重くなり、薄いM62は軽くなります。
商品によっても違いがありますが、一般的にはM58は約54g、M60は52g、M62は46gほどの重さです。
それ以外にも40gほどの軽いものや、60gほどの重いグリップも発売されていますし、グリップ装着のテープの量によっても重さは変わりますので、自分に合う重さを意識してグリップを選ぶようにしてください。
グリップの重さがが2gほど違うだけでも振った感覚は大きく違ってきますので、グリップ交換の時には注意が必要です。
グリップの素材
グリップの素材にもいろいろなものがあります。
昔は革を巻いたグリップが主流でしたが、現在ではラバー(ゴム)、コードタイプ、樹脂系、と様々な素材があります。
ラバー(ゴム)製グリップ
やわらかく握り心地もよく安価なので、最も多く使われている素材で、通常のクラブに標準装備されている黒いグリップがラバー製です。
やわらかいのでシャフトのしなりも感じやすく、手にもやさしい感触ですが、劣化しやすいのが欠点です。
コード入りグリップ
ラバー製のグリップに、糸が織り込まれているグリップで、雨の日などで濡れても滑りにくく、しっかりグリップができます。
がっちりと握れますが、握った感覚は固く感じるので、やわらかいグリップが好みの方には合わないかもしれません。
樹脂系グリップ
プラスティックの一種で、エラストマー(TPE)と呼ばれる樹脂を使用したグリップ。
重さや硬さを調節でき、滑りにくい特殊加工なども施しやすく、色や柄も自由に加えられるので様々なタイプのグリップを作ることができます。
イオミック、NO1グリップ、SUSASなどのメーカーの製品が有名ですが、ラバー製と比べると高価です。
バックラインとは
最後にグリップ選びで、大きなポイントとなるバックラインについて説明します。
グリップを握った時の下の部分に盛り上がった出っ張りがバックラインで、グリップにはバックラインがあるものとないものがあります。
バックラインがあることで、クラブを同じ位置で握りやすくなるので、一定のフェースの向きでアドレスできるようになります。
またスイング中にグリップが滑って回転しにくいので、安心してスイングすることができます。
一方、バックラインがないグリップは、フェースを開いたり閉じたりして球筋を打ち分けやすくなります。
まとめ
グリップにも、さまざまなタイプがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合ったグリップを選んでください。
グリップ交換の際には、交換前のグリップのスペック、テープの巻き方を確認した上で、グリップ交換するようにしてください。自分でわからない場合はゴルフショップの店員さんに相談してみましょう。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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