ハイエストゴルフの大津です。
国内女子ツアー、先週は「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」が、埼玉県の武蔵丘GCで行われました。
優勝したのは渋野日向子選手です。先月行われた「スタンレーレディス」に続き、今季2勝目です。
私もテレビで観戦していましたが、今大会も本当に劇的な優勝でした。
渋野選手は最終日、首位で出ました。1番、2番いずれもバーディーで幸先のいいスタート。
同じく首位で出た韓国のペ・ソンウ選手はバーディーが出ず、一時は渋野選手が2位に2打差を付け単独首位に立ちます。
ところが渋野選手はその後4番、5番で連続ボギーとなり、後退。
その後、首位に並ぶ場面もありましたが、17番を終えてペ選手に2打差を付けられていました。
18番では渋野選手が先にバーディーを奪ったものの、ペ選手は残り2.5メートルを2パットで上がれば優勝です。
失礼ながら私は、今週は渋野選手の優勝はないなと考えていました。ところが、ゴルフは何が起こるかわかりません。
ペ選手は90センチまで寄せましたが、なんとそのパットを外してしまいます。
18番で2打差が縮まり、2人によるプレーオフに突入しました。
プレーオフは18番(パー5)を繰り返します。ともに2オンに成功しましたが、渋野選手がここしかないと言えるような上りのほぼまっすぐ2.5メートルに付けたのに対して、ペ選手はグリーンエッジで長い距離が残りました。
さらに、渋野選手はこのイーグルパットを決めてしまいました。まるでドラマのような展開でした。
ちなみに、渋野選手は「スタンレーレディス」でもペ選手とのプレーオフを行って勝っています(木村彩子選手、アマチュアの佐藤心結選手との4人でプレーオフ)。
渋野選手は、最近7戦で6戦がトップ10入りです。勝つべくして勝ったというか、完全復活と見ていいのではないでしょうか。
今シーズンは残り数試合を残すのみで、渋野選手が賞金女王ランキングにからむことはありませんが、来シーズンが楽しみです。
今週は、「TOTOジャパンクラシック」が滋賀県の瀬田GC北コースで開かれます。渋野選手も出場予定です。2週連続優勝の期待がかかります。
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