ゴルフスコアを作る重要な要素である、ショートゲーム。
ゴルフは、全体のスコアの65%が100ヤード以内と言われています。
初心者でも、当たったりダフったりしながら、グリーン周りまでそこそこの感じでイケてる人も多いと思います。
問題はそこから。
フルスイングで振るショットはなんとかなりますが、グリーンを狙ってコントロールするショットも練習しておかないと大変です。
グリーン周りを行ったり来たりしている人は、ショートゲームが上手くなるだけでスコアは劇的に伸びるはずですよ。
今回は、ショートゲームを中心とした100ヤード以内の考え方をお伝えします。
フルショットの距離を把握する
あなたは、アイアンの飛距離を把握していますか?
- みんながピッチングを持っているから、同じようにピッチングを持っている。
こんなアマチュアを、よく見ます。
しかし、アイアンの飛距離は人それぞれです。
- 身長
- 体重
- スイングタイプ
- ヘッドスピード
- ボールの当たり方
同じスイングで同じ当たり方をしても、クラブが変われば飛距離も変わります。
- キャリーはどれくらい
- ランはどれくらい
これが把握出来ていないと、グリーンに乗せる事が難しくなります。
同じ100ヤードのショットでも、
- キャリーで100ヤード飛ぶ
- 90ヤードのキャリーで10ヤード程転がる
のかでは、攻め方も変わります。
まずは、自分の飛距離を把握するところから始めましょう。
距離の打ち分けは振り幅でする
自分の距離がわかれば、フルスイングだけで70ヤード位までは打ち分けられる事になります。
例えば、
- 9番130ヤード
- ピッチングウェッジ120ヤード
- アプローチウェッジ100ヤード
- サンドウェッジ70ヤード
みたいな感じになると思います。
問題は、70ヤード以内のコントロールショットです。
多くのアマチュアを見ていると、バックスイングの大きさはあまり変えずに、インパクトの力加減で距離を合わせている人が多い印象です。
おそらく本人は、大きくバックスイングを取っていないつもりかと思いますが、実際に大きくなっている人がかなりいます。
インパクトの力加減で距離を調節しようとした場合、距離が短くなればなるほどダウンスイングのスピードを遅くしなくてはいけません。
これでも毎回芯にヒットできれば、それなりに内訳も可能でしょうが、よほど感覚の鋭い人でないと困難です。
しかも、少しでも手前をダフると、減速しながら振り下ろしているので大きなミスになります。
距離を打ち分ける時は、スイングテンポを一定にしてふり幅だけで調節しましょう。
30ヤード以内はフェースを返さない
30ヤード以内のアプローチは、アドレスで出来た上半身の形のまま、胸を右・左に動かすだけの意識です。
これが出来ると、フェース面を過度に返さずにボールを運ぶような動きになります。
フェースの面が一定になるので、フェースにボールが乗っている時間が長くなり、距離感を出しやすい特徴があります。
今まで腕で返していた人は、腕を返さずにボディーターンだけでアプローチしましょう。
難しければクラブセッティングを見直そう
どうしても短い距離が苦手という人に、最後の手段があります。
それは、クラブセッティングを変えるという事です。
最近は、56・58・60・64などの、クラブのロフト角が書いてあるウェッジがあります。
一般的なサンドウェッジが56なので、それより大きい数字のウェッジを使えば距離が出なくなります。
一度試すのも良いでしょう。
まとめ
今回は、ショートゲームに焦点を当ててお伝えしました。
練習場に行っても、フルショットよりアプローチの練習の方が多い人はあまりいません。
今まで練習場でフルショットしてこなかった人は、ショートゲームに力を注ぐと今まで以上のスコアが望めますよ。
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投稿者プロフィール
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30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
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