ゴルフはマナーが重視されるスポーツでルールを守ってプレーすることが求められます。
しかし、ゴルフのルールは細かく規定されていて理解が難しく、理解していると思っていても意外と判断が難しい局面が多いものです。
ルールすべてを理解することは難しく、プロのトーナメントでも、競技委員を呼んでルールを確認してからプレーする場面もよく見られます。
今回はラウンド中にルールの見解が違った場合にどうすべきか、といったことについて考えたいと思います。
ルールの判断が難しい局面
ゴルフのルールは細かい点では判断が難しい局面が多くあります。
難しい局面では、ルールに詳しい人でも間違えて判断することもあるので、意見が分かれてしまうケースがあり、ちょっとしたけんかになってしまうこともあります。
判断が難しい例としては以下のようなケースがあります。
OB杭のルール
OB杭のルールについては、間違って理解されている方も多いので注意しましょう。
OB杭の白杭と白杭を結んだラインをボールが超えた場合にOBと判定されます。
境界となるのは、2本の白杭を結んだ線で、ボールの一部分でもOBラインの内側にあればOBではありません。
また、OB杭は境界物として動かせないので、OB杭がスイングの邪魔になるとしても抜くことはできず、そのままプレーしなければなりません。
少し細かいところでは、2019年ルール改正前は、OB杭は抜いた時点で2罰打となりましたが、改正後は打つ前に間違いに気づいて元に戻せば罰は課されなくなっていますが、こちらも正しく認識している人は少ないと思います。
ちなみに赤杭や青杭、ヤード杭などその他の杭は抜くことができます。
池に入ったかどうか
池に入ったかどうかの判定も微妙なケースが多く、判断に相違がありがちです。
正式なルールは、池に入ったことが95%以上確実である場合には、池に入ったとみなしてもよいが、それ以外はロストボールとみなされます。
つまり、だいたい池の方向に飛んだボールを池に入ったとみなして、おおよそ赤杭を越えた横から1罰打でプレーを続行することは正しい処置ではなく、ロストボールとして処置すべきです。
また、池絡みについては各ゴルフ場でローカルルールが定められていることも多いのでよく確認しましょう。
バンカーで砂のテスト
ベテランゴルファーでは、2019年のルール改正を正しく理解できていないために、間違った解釈をしてトラブルになるケースもあります。
特にバンカーのルールでは、解釈を間違えているゴルファーが多くみられます。
新ルールでは、バンカー内の枯葉や小石といったルースインペディメントは取り除くことが可能になり、さらにバンカーのテストにならないようであれば、バンカーの砂にクラブヘッドが触れても問題なくなりました。
同伴者とよく話合って判断
もちろん正しいルールでプレーは進めるべきですが、上記のような難しいルールの判断はアマチュアゴルファーでは難しいですし、通常のラウンドでは競技委員もいないので、ルールの判定で意見の相違があった場合は、その場では判定することができないこともあります。
キャディさんがいる場合は、キャディさんに確認することもよいのですが、キャディさんも正しい知識を持ち合わせているとはかぎりません。
その場で判断がつかない場合は、保留として暫定の処置をとり、ラウンド終了後にキャディマスター室に確認してみるという方法もあります。
トラブルになってゴルフが楽しくなくなることだけは避けたいので、競技でもなく、厳密な判断が必ずしもいらない場合は、お互い譲歩するなり、その場は折り合いをつけてプレーすればいいと思います。
まとめ
少し難しいルールもゴルフを楽しくする要素になりますが、すべてを正しく理解することは難しいものですから、普段のラウンドではトラブルにならないようある程度は融通を効かせて楽しくプレーしましょう。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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