方向性やスイングの再現性を追求していくと、
ノーコック打法というのにたどり着きました。
名前の通り、テイクバックでコックを入れない打ち方。
意識的にやってみると、良い部分もあり、
注意しなければいけない部分もあるので、
紹介させていただきます。
今回の目次
1.ノーコック打法とは
2.ノーコック打法は打ち込むというより運ぶ
3.コックを使うスイングとの違い
4.ノーコック打法のメリット
5.ノーコック打法の注意点
6.まとめ
ノーコック打法とは
テイクバックで手首を折る動きを使わずに、
クラブを振り上げていく打ち方のこと。
後ほど詳しく説明していくが、
フェース面、ヘッドの起動、体とクラブの時間差などを、
管理しやすいスイングである。
ノーコック打法は打ち込むというより運ぶ
コックを使わないので、切り返しでタメがないのも大きな特徴で
ボールに対して打ち込んで飛ばすというよりは、
フェース面に乗せて優しく運ぶようなイメージの打ち方になる。
コックを使うスイングとの違い
アーリーコックやレイトコックなど、
クラブを振り上げるタイミングは様々だが、
コックを使うことで、
簡単にヘッドが高い位置に上がってくれるが、
ノーコック打法では、テイクバックで
腰の高さまで腕を振り上げたとしても、
手首を折って使うことがないので、
クラブヘッドも腕の延長線上の高さにしか上がらない。
スイング全体でいうと、
ヘッドにかかる遠心力でボールを打つというよりは、
体や腕の出力次第でスイングの強さが決まってくる。
いわゆる体の中心からクラブの先端にかけて、
ムチのようにエネルギーを増幅させる打ち方ではない。
ノーコック打法のメリット
ノーコック打法の最大のメリットは、
スイングの管理が簡単ということがあげられる。
具体的にはコックを入れないので、
フェースが開くことがない。
厳密には多少ローテーションしているが、
ダウンスイングでフェースを閉じる意識というのは必要ではなく、
振り上げたクラブをもとの位置に戻す感覚でいい。
また、スイングプレーンというものに関しても、
振り上げた軌道に対して、同じ軌道で戻しやすいため
狙ったターゲットに対して、
まっすぐ振りぬきやすいスイングである。
こういった面から、方向性が合いやすく、
スイングの再現性が高いのがメリットと感じやすい。
初心者でもイメージと結果を合わせやすい打ち方なのではないかと思う。
ノーコック打法の注意点
常にシンプルなスイングだが、
注意しなければいけない点もある。
まず、手首を積極的に使わないすスイングだが、
腕、肘、手首をガチガチに固めてフルスイングではないということ。
ノーコックとはいえ、体と腕、腕とクラブには
多少の時間差があるスイングになる。
肘にゆとりを持たせて、腕を柔らかく使って振ることで、
やわらかい動作でスイングすることができる。
逆に関節を固めてしまうと、
体の回転スピードだけでボールを飛ばさないといけないので、
見た目にも固いスイングで、飛距離も出なくなる。
さらに、アドレスで作った体の前傾角度にも気を付けたい。
ダウンスイングで前傾が深くなることで、
体と地面の距離が近くなるので、
ノーコックで腕からクラブのヘッドまでの
長さに変化がないスイングでは、
ダフリやすくなってしまう。
その反対にダウンスイングで伸びあがると、
ボールにヘッドが届かなくなり、
トップするか、無理やり腕を伸ばしてインパクトする、
手打ちスイングになる。
まとめ
飛距離を出していくスイングではないので、
ノーコックで飛ばしたいとなると、
筋力や体格(身長や長い腕)が必要になってきます。
ノーコック打法の使いどころとしては、
狭いコースでのショットや、アプローチの場面が多いと思います。
ゴルフのレベルや男性女性に関係なく、
習得しやすい打ち方だと思うので、
まずは練習で狙ったところに運べるか
試してみてください。
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投稿者プロフィール
- 川手昇
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