いろいろな種類のあるだけに難しいのがパターを選びです。
その中でも、今回はパターのネック形状に注目して、どのようなネックの種類があるのか、どんな特徴があるのかを解説したいと思います。
パターのネック形状の種類
ネック形状とは、クラブヘッドにシャフトが装着されている部分の形のことです。
ドライバーやアイアンはシャフトをヘッドに真っすぐに刺す1種類のネック形状しかありません。
これに対してパターには無数のネック形状があります。
大きくは、以下の5タイプに分類できます。
- クランクネック
- ベントネック
- スラントネック
- ストレートネック
- センターシャフト
クランクネック
クランクネックとはかぎ型ネックとも呼ばれ、ピン型のパターに採用されていることが多い最もスタンダードなネックです。
適度な重心角を持ち、ヘッドターンがしやすいので右へのミスを防ぐ効果があります。
ベントネック
曲がったネックという意味であるベントネットは、シャフト自体を湾曲させてネックの役割をさせたタイプです。
曲げ方はシャフトと1か所曲げて作るシングルベントと2か所曲げるダブルベントがあります。
マレット型パターによく採用されています。
スラントネック
スラントネックはネックが斜めになった形状のタイプです。
クランクネックの変形タイプという感じですが、パターのヘッド形状がきれいに見えて構えやすいタイプです。
2016年ごろから登場して人気があるのがネックを短めにしたショートスラントです。
さらに見た目にスッキリ感があり、低く長くヘッドを引くことがイメージしやすい形状です。
フェースを開閉するタイプの人に向いていると言われています。
ストレートネック
L字ネックとも呼ばれる形状です。
アイアンと同じようにヘッドのヒールに真っすぐシャフトが挿さっています。
重心角が非常に大きいのが特徴です。
フェースの開閉を最大限使ってストロークする人に向いています。
自分のフィーリングで、様々なテクニックが使える反面、一定の転がりを実現するのは難しい形状です。
センターシャフト
センターシャフトとは、フェースの芯に向かって、そのまま真っすぐにシャフトが挿さっているタイプです。
文字通りヘッドのセンターにシャフトがあります。
最近ではアマチュアでも当たり前のように使われる形状になりましたが使いこなすにはそれなりの技術が必要です。
打点がバラつくゴルファーにはおすすめできません。
特にロングパットでは芯に当てることが難しくなるので方向がバラつきやすくなります。
しかし、芯にしっかり当てる技術があれば、優れた直進性が得られ、転がりの良い球が打てます。
パターの重心角とネック形状の関係
パターをシャフトで支持してフリーにしたときにシャフトの軸の垂線とフェース面の角度のことを重心角といいます。
フェース面が横を向くほど重心角が大きく、ストローク中にヘッドが開閉しようとする力が大きくなります。
ベントネックやセンターシャフトは重心角が小さく、ヘッドをフリーにした時にヘッドがほぼ真上を向き、ストローク中にヘッドが開閉する力が弱いため、ヘッドの開閉を使わずストレートにストロークするタイプの人に合ったネック形状になります。
逆にストレートネック、スラントネックは重心角が大きく、フリーの時フェース面は横に大きく傾きます。
ストローク中のフェースの開閉しようとする力が強いので、フェースの開閉を使ってストロークするタイプの方に適しています。
まとめ
パターのネック形状には、いろいろな種類があります。
なかなか奥が深いことがお分かり頂けたかと思います。
それぞれの特徴を理解して、自分にあったパターを見つけましょう!
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投稿者プロフィール
- 川手昇
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