ゴルフクラブを買う時に重要なポイントになるのが、シャフト選びです。
現在、ゴルフクラブに標準で装着されているシャフトでも豊富なバリエーションが用意され、ひと昔前と比べてシャフトの選択肢は格段に拡がっています。
今回は、ゴルフクラブの重要なパーツであるシャフトについて解説していきたいと思います。
スチールシャフトとカーボンシャフト
ゴルフのシャフトは、
- スチールシャフト
- カーボンシャフト
に、分けることができます。
この2つのシャフトは、何が違うのでしょうか。
ゴルフクラブが自分に合ってないと感じる時は、シャフトに原因があることが多いと言われています。
自分にとってベストなシャフトを手に入れることが、ゴルフ上達への近道になります。
ここからは、スチールシャフトとカーボンシャフトそれぞれが生まれた歴史と、その特徴を見ていきましょう。
スチールシャフトの歴史
ゴルフは、スコットランドの羊飼いが木の棒で石ころを転がして遊んだのが起源だという説がありますが、ゴルフが誕生した頃のゴルフクラブのシャフトは木製でした。
ゴルフが盛んに行われるようになった19世紀ごろには、クルミの木を使ったヒッコリーシャフトが主に使用されるようになります。
その後、20世紀の初めには金属加工の技術の向上により、スチール製のシャフトが開発されました。
木のシャフトより軽くて耐久性のあるスチールは、ゴルフクラブシャフトの主流となります。
そして、1980年には、アメリカのトゥルーテンパー社からスチールシャフトの名器「ダイナミックゴールド」が発売され、現在に至るまでスチールシャフトの多くのゴルファーに使用され続けています。
現在では、このトゥルーテンパー社と「NSプロ」ブランドに代表される日本シャフト社によって、さまざまなスチールシャフトが発売されています。
カーボンシャフトの歴史
世界初のカーボンシャフトは、1965年にアメリカのシェイクスピア社により開発されました。
1970年代に入ってから、カーボンシャフトが本格的に普及し始めます。
1972年には、日本開催のトーナメントである太平洋クラブマスターズで優勝したゲイ・ブリューワーが、カーボンシャフトを使用していたことで脚光を浴びることになりました。
それを目撃した電線メーカーだったフジクラ社が、日本初のカーボンシャフトづくりに着手することになります。
以来、日本では高度な技術を背景に
- フジクラ
- グラファイトデザイン
- 三菱レイヨン
など、高品質なカーボンシャフトを続々と開発していきます。
そして、現在の多様なカーボンシャフトが生まれることとなりました。
スチールシャフトとカーボンシャフトの違いと選び方
- ヘッドスピードに自信が無く非力な方はカーボンシャフト
- ヘッドスピードが速いパワーヒッターはスチールシャフト
というイメージがあります。
カーボンシャフトは軽く、しなりやすく振りやすい特性があり、スチールシャフトは重さがあり、ブレにくく安定性のあるスイングが可能です。
かつては、カーボンシャフトで重たくて硬いものを作ることや、逆にスチールシャフトを軽くするのは技術的にも難しくコストがかかっていました。
しかし、最近では最新技術により、重いカーボンシャフトや軽いスチールシャフトも登場しています。
カーボン・スチールどちらにしても、重さや硬さなど豊富なバリエーションから選ぶことかできます。
自分のフィーリングにあったシャフトを、選びましょう。
まとめ
各メーカーから発売されている最新技術を駆使したシャフトの中には、あなたにピッタリ合うものがあるはずです。
実際にスイングしてみないとフィーリングは確認できませんので、選ぶ時は必ず実際に試打してみてくださいね。
ベストなシャフトが手に入れば、スコアアップ間違いなし。
ますます、ゴルフが楽しくなるはずですよ。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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