最近のプロゴルファーは、昔のプロゴルファーと比べてフェースのローテーションを抑えたスイングをしています。
中には、ジャスティンジョンソンのようなトップで、フェースが空を向くくらいシャットフェースのプロもいます。
トッププロに、シャットフェースでスイングする人が多いのは、何故でしょう?
今回は、シャットフェースでスイングするメリットをお伝えします。
ゴルフスイングの進化
ゴルフ理論は、時代と共に進化しています。
- ヒッコリーシャフトの時代は、フラットなスイング
- パーシモンの時代は、逆Cでハイドロー
- 現代は、回転力や地面反力を使ってのスイング
と、スイング理論は日々進化しています。
スイングが変化しているのは、道具の進化による所が大きいです。
昔のクラブは、ヘッドが小さくボールのスピン量も多いのが当たり前でしたが、現代のクラブはヘッドが大きく低重心でスピン量が少ないのが特徴です。
他にも、シャフトやクラブ、ボールのバリエーションも増え、様々なゴルファーに合うクラブが開発されています。
ドライバーのヘッド体積が460ccが標準の現代は、昔と比べてシャットフェースでスイングするのが主流です。
それでは、何故シャットフェースが流行っているのか説明していきます。
何故シャットフェースが流行っているのか?
昔と現代のクラブは、大きさが違います。
アイアンはそれほど変わりませんが、ドライバーはヘッドの大きさが昔の2倍程とかなり変わってきています。
そうすると、昔は開いて閉じる動きでもコントロール出来ていたのが、ヘッドが大きくなるとヘッドが戻り切らずにインパクトを迎えます。
これは、ヘッドスピードが速ければ速いほど戻りにくくなります。
それを解消する方法は2つあります。
- 1つ目の方法は、今までよりも早めに戻すことでインパクトでスウエアに当てる方法。
- 2つ目の方法は、初めからフェースが開かないようにする方法です(ローテーションを少なくする)。
1つ目の方法は、ヘッドスピードが速くなければ違和感が少なくすみますが、ヘッドスピードが速いとドライバーとアイアンで戻すタイミングが変わるので、その調整が難しくなります。
アイアンとドライバーのスイングを変えずに真っ直ぐ飛ばそうと思ったら、2つ目の方法のが有効なのでシャットフェースのプロが多くなっています。
シャットフェースにするメリット
最近のプロが採用するシャットフェースですが、シャットフェースにするメリットをお伝えします。
- インパクトゾーンが長くなる
- 球が強くなる
他にもありますが、主にこの2点です。
シャットフェースのスイングはフェースローテーションをしないので、インパクトゾーンが長いのが特徴です。
球が強くなるとフェースローテーションをしないので、スピン量が減り前に行くので球が低く飛び出ます。
シャットフェースのスイングは、風の影響を受けにくい強いボールが打てるようになります。
昔は、フェードを打つとスピン量が増えて飛距離が出なくなりましたが、最近のクラブとシャットフェースのスイングはスピン量が少なくなるため、フェードでも飛距離が出せるようになりました。
その為、曲がりの計算がしやすいフェードを打つプロが多いのです。
シャットフェースのスイングは、まさに現代のスイングと言えるでしょう。
まとめ
今回は、シャットフェースのスイングについて説明しました。
- シャットフェースのスイング
- フェースローテーションを多く使うスイング
でも、コントロールできていれば問題はありません。
もし、
- スライス系の球筋
- スピン量が多くて吹け上がる球
を打っているのなら、シャットフェースのスイングにすると今よりも良いボールが打てると思うので、挑戦してみると良いかもしれませんね。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。
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投稿者プロフィール
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30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
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