アイアンをフルショットで練習するメリットとデメリット

アイアンショットの練習をする男性ゴルファー

アイアンの練習は7割くらいのスイングでやりましょう。
このようなことを聞いたことがある人も多いと思います。
アイアンはピンポイントに狙っていくクラブです。
ピンポイントで狙うにはバランスよく振る必要があるため、このようなことが言われるのです。
練習場を見るとほとんどの人がフルショットしかしていません。
7割くらいで打てと言われるアイアンですがフルショットにはメリットが無いのでしょうか?
今回はアイアンをフルショットで練習するメリットとデメリットを紹介していきます。

アイアンは7割で練習するのがベストなのか

アイアンは7割の力で打てと言われますが、練習でも7割で振るのが良いのでしょうか?
これには色々な考えがあると思います。
練習で7割しか振らないならヘッドスピードが上がらないとか、7割で振ったほうがバランス良く振れるので良いスイングになりやすいなど。
結論をお伝えすると練習では思い切り振り回すようなフルショットより7割くらいの力で練習するほうが良いかと思います。
それは何故なのでしょうか?
思い切りフルショットをするメリットとデメリットを考えてみます。

アイアンをフルショットで練習するメリット

アイアンをフルショットで練習するメリットは飛距離を出せることです。
単純に思い切り振るので当たれば飛びます。
アイアンで思い切り振る練習をすることで速く振ることに慣れるので飛距離を出すのに有利です。
アイアンはコントロールショットよりフルショットの方がヘッドが走るため球の高さが高くなります。
普段良く行くコースが砲台グリーンであったり、球の高さに悩んでいる人はフルショットの練習も良いかもしれません。
あとは、練習で思い切りフルショットをやっておくと本番で軽く振った時にバランスを取りやすく感じるメリットもあります。

アイアンをフルショットで練習するデメリット

それではアイアンを思い切りフルショットするデメリットもお伝えします。
1番のデメリットは正しいスイングを身に付けにくいということです。
思い切りフルショットすれば当然バランスを崩します。
バランスを崩せば当然飛距離と方向性が安定しません。
アイアンは1発の飛距離を求めるのではなく安定した飛距離で方向性を出すクラブです。
そのようなクラブなのでバランスを崩すことは致命的だと言えるでしょう。
スイングを良くしようと思ったらバランスよく振ることが大切。
悪い動きを治すためには小さい動きで確認するか、ゆっくりした動きで確認するかのどちらかです。
思い切りフルショットするような速い動きで治そうと思っても今までの癖が出てきます。
スイングを良くすることを目的とするのであれば思い切り振るフルショットではなく、7割くらいのバランスの良いスイングにすると良いでしょう。

アイアンをフルショットで練習するメリットとデメリットまとめ

いかがだったでしょうか?
アイアンはピンポイントで狙うクラブです。
正確なショットを打つことを重視するのであればバランスが取れる7割くらいの力で練習するのがおすすめです。
思い切り振るメリットもあるのでたまには思い切りフルショットをするのも良いかもしれません。
基本的にはバランスよく振ったほうがスコアはまとまります。
プロのトーナメントを見てもアイアンでバランスを崩すようなショットをするのは稀なことからも間違いないでしょう。
もし今まで思い切り振って少しでも飛距離を伸ばそうと練習していたのであれば練習内容を見直すことでスコアアップに繋がるかも知れませんよ。
是非7割くらいの力で打つことを練習してみてください。

◆関連記事◆
次のラウンドで役に立つゴルフコースの状況対応別のアイアンの打ち方と練習方法

アイアンをハンドファーストで練習するメリット

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら

投稿者プロフィール

ズッキー
ズッキー
30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。