突然ですがあなたに問題です。アイアンを打つ場合の最下点はどこになるでしょうか?
①ボールの手前
②ボールの真下
③ボールの先
正解は③ボールの先です。
アイアンはダウンブローに打つのでボールに当たった後に地面にぶつかります。
プロが芝を飛ばすのはボールの先の芝。
ターフを取ると言ったりします。
中級者以上の人であれば最下点がボールの先というのは知っているかもしれません。
しかし何故ボールの先なのかはっきり答えられる人は少ないはずです。
それでは何故アイアンは最下点がボールの先なのか?
今回はこの疑問を解決したいと思います。
目次
アイアンの最下点は何故ボールの先なのか?
アイアンはダウンブローに打て。
昔からこのように言われており、実際プロはダウンブローに打っているのでアイアンの最下点はボールの先になります。
何故アイアンはダウンブローで打つのか?
理由はゴルフクラブの芯がリーディングエッジ(クラブの一番下の部分)から少し上にあるためです。
このため芯に当てるためにはクラブを目標に傾けたハンドファーストの形にする必要があります。
プロのインパクトを見ると全員ハンドファーストの形でインパクトしています。
ハンドファーストになればその分クラブのロフト角も立ってくるので飛距離が伸びます。
ハンドファーストになれば自然と最下点はボールの先になるのです。
アドレスの場所に同じ角度で戻すとボールの手前が最下点となりダフることになります。
最近のアイアンは低重心になっているがそれでも最下点はボールの先!
最近はソールの厚いクラブが多く、このようなクラブは低重心になっています。
低重心のクラブはダウンブローではなくレベルブローに打つのが正解だと思っている人も多いと思います。
確かにマッスルバックのような薄いアイアンと比べると重心が低い位置にあるので鋭角なダウンブローに入れる必要はありませんが、ダウンブローに入れて最下点がボールの先になるのは同じです。
最下点がボールになるとボールは前に行くよりスピンが増えて上がるばかりで距離が出ないのです。
低重心のアイアンでも最下点はボールより先と覚えておきましょう。
多くのアマチュアは何故ボールの最下点が前にならないのか?
多くのアマチュアは最下点がボールの先になりません。
原因は色々ありますが、1番多い原因は手打ちだからです。
腕でボールに当てに行くと体の回転が止まりクラブがリリースされるのです。
最下点をボールの先にするためには体で振る必要があります。
アイアンの最下点をボールの先にする練習方法を紹介
アイアンの最下点をボールの先にする練習方法を紹介します。
やり方は簡単です。
ボールの手前にガムテープを貼るだけ。
このまま打ってガムテープが剥がれない様に打つだけです。
ガムテープが剥がれたらボールの手前から入っている証拠。
練習場のマットは多少手前から入っても滑ってくれるのでナイスショットになります。
このことに気づかずに練習を続けるといつまで経っても最下点がボールの先になりません。
ガムテープを貼って何度も練習することで自然と最下点がボールの先になるのです。
これが身に付けばライに左右されることなくナイスショットを打つことができるでしょう。
是非試してください。
まとめ
今回はアイアンの最下点の話でした。
アイアンの最下点はボールの先。
ボールに当たってから地面に当たるのが正解です。
しかし多くのアマチュアはそれができていません。
ターフが取れていない人はできていない証拠です。
今回お伝えしたガムテープを使っての練習を繰り返し行えば、ハンドファーストのインパクトが身に付き飛距離も伸びるでしょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、できるようにすればスコアアップを望めますよ。
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投稿者プロフィール
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30代ティーチングプロ
ゴルフ歴は30数年、プロゴルファーである父の元、幼少よりゴルフを始める。研修生時代はプロキャディやミニツアーの経験あり。日々自己研鑽をしながら現役でレッスン活動をしています。
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