国内女子メジャーは最終戦、「JLPGAツアー選手権リコーカップ」が、宮崎県の宮崎CCで行われました。
優勝したのは、三ケ島かな選手です。最終戦でツアー初優勝を飾りました。
注目されたのは賞金女王争いです。
先週までの賞金女王
前週までトップは稲見萌寧選手で、獲得賞金は約2億5351万円、2位につけていたのが古江彩佳選手で、獲得賞金は約2億3654万円。
その差は1696万円あまりでした。
古江選手が逆転するためには、単独2位以上に入ることが必要です。
結果は、稲見選手が9位(通算イーブンパー)、古江選手は3位タイ(通算6アンダー)に終わり、稲見選手の賞金女王が決まりました。
2位には通算7アンダーで小祝さくら選手が入っていたため、古江選手はあと2打およびませんでした。
獲得賞金は稲見選手が2億5519万2049円。
古江選手が2億4674万3575円で、その差は約844万円という僅差でした。
接戦を制した稲見選手は22歳122日で賞金女王となりました。
2007年に21歳156日で賞金女王になった上田桃子選手に続く史上2番目の若さです。
それにしても今シーズンは、コロナ禍で前半戦が中止になったため、2020年のツアーと統合されるという異例のシーズンとなりました。
この間に東京五輪も開催され、稲見選手は銀メダルを獲得しました。
稲見選手は通算10勝ですが、今シーズンだけで9勝という強さを見せました。
稲見選手以外にも、女子ツアーは若い選手が活躍し、盛り上がりましたね。
古江選手(21)、西村優菜選手(21)、笹生優花選手(20)など2000年以降に生まれた選手が見せ場を作りました。
国内メジャーで今シーズン2勝の原英莉花選手(22)、最終戦でも単独2位に入った小祝さくら選手(23)、勝みなみ選手(23)などは中堅の風格もありますが、まだこの若さです。
ベテラン選手も活躍
一方で、2007年に史上最年少で賞金女王に輝いたベテランの上田桃子選手(35)が約2年ぶりにツアー優勝、今シーズンも賞金ランキング10位といぶし銀の活躍でした。
申ジエ選手(33)(賞金ランキング6位)、菊地絵理香選手(33)(賞金ランキング9位)のベテラン勢も健在です。
来シーズンもツアーを盛り上げてほしいですね。
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