池に絡むルールで覚えておきたいこと

ゴルフコースにはペナルティエリアとしての池があり、池に入ると1打罰を払わなければなりません。

池に入った場合、池に入ったかも、という場合の処置の方法はやや複雑で、実際のラウンドで処置がわからずパニックになってしまうこともめずらしくありません。

今回は、池に絡んだ場合に覚えておきたいルールを解説します。

池か?ロストボールか?

池(ペナルティエリア)に入った場合は、ペナルティエリアからの救済を受けることができます。

しかし、池に入ったのか、それともロストボールか、という判断が難しい場合があります。

規則では、「プレーヤーの球が見つかっておらず、ペナルティエリアに止まったことが“分かっている、または事実上確実”である場合」にペナルティエリアからの救済を受けることができるとされています(R&Aゴルフ規則17.1c)。

これは、池に入ったことが95%以上確実である場合には池に入ったとみなしてもよいが、それ以外はロストボールとみなすという意味で、池に入ったことを目撃したか、周辺状況からして池に入ったことが間違いない場合だけ池に入ったとしてよいことになります。

池の方向に飛んだが、手前の林の中に入った可能性や、池の横の深いブッシュに入った可能性もある場合はロストボールとみなされます。

池に入った場合に暫定球は打てない

多くのゴルファーが認識していないルールの一つなのですが、ペナルティエリアに入ったことが明らかな場合は、暫定球を打つことができません。

この場合に打ってしまうと、それは暫定球ではなくペナルティエリアからの救済の処置となり、その球がインプレーとなるので、その後に球がペナルティエリア内の打てる場所に見つかったとしても、その球を打つことはできません。

池に入らずロストボールの可能性もある場合は暫定球を打てる

しかし、池に入ったかどうかがはっきりせず、ロストボールの可能性がある場合は、ロストに備えるための暫定球を打つことができます。

ロストに備えた暫定球を打ったが、ペナルティエリア内でボールが見つかった時は、そこからペナルティエリアの処置を行うことになるため、その暫定球ではプレーできません。

つまり、ペナルティエリアの処置として元の場所から打ち直すことを選ぶ場合は、面倒ですがもう一度、元の場所に戻って打ち直す必要があるのです。

池に入った地点がわからない時は?

救済の処置のうち、後方線上へのドロップか、レッドペナルティエリアの2クラブレングスの処置をする場合には、球がペナルティエリアの縁を最後に横切った地点を起点とします。

しかし全く見えない場所の池に入ったため、大まかな地点も推定できない場合は、元の場所から1罰打で打ち直す選択しかできないことになります。

地点が推定できるかどうか、また本当に池に入ったかどうかは、コース状況により微妙な判断になりますので、競技なら競技委員を呼んで確認すべきですが、仲間内の場合はお互いに確認し合って、合意した結論で進めましょう。

池を越えた球が逆戻りした時は?

また、誤解している人が多いのが、一度池は越えたが戻って池に入ってしまった場合の処置です。

この時にレッドペナルティエリアなら、越えた対岸に必ずドロップできると思ってらっしゃる方が多いのですが、正しくは、球が戻って池の縁を横切った地点から2クラブレングスでホールに近づかないペナルティエリア以外のコースエリアにドロップできるというのがルールです。

池を越えた対岸でホールに近づかない2クラブレングス以内の場所は池の中しかしかないことは多々あるので、この救済を選択することができないことは多いです。

また、イエローペナルティエリアではそもそも2クラブレングスの救済ができません。

まとめ

意外とややこしい、池に絡むルールの紹介でした。

微妙なケースも多いので、同伴者としっかり確認してプレーするようにしましょう。

 

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投稿者プロフィール

風TARO
ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。