今教えている生徒の事を書きましょう
ゴルフを始めたばかりの彼女は、
ドライバーは130ydもいかず、
練習場のネットにも届かないような飛距離でした。
そんな彼女ですが、3,4回のレッスンで
バックネットに届くようなボールを打てるようになりました。
飛距離にすると170yd。
プラス40ydにもなります。
ラウンドでも、ハーフスコア43を叩き出し、
素晴らしい成長を遂げました。
さて今から私が彼女に伝えたことを
そのまま、皆さんにお伝えしていくことにしましょう。
バラバラなスイング
力がないゆえに、めちゃくちゃ力んだスイングをしていた彼女。
まさしく自己動作で、スイングもバラバラ、ボロボロでした。
まず初めに1-2-3のリズムでスイングしてもらう事にしました。
ただ、リズムを意識づけするのは、単に心の中でリズムを刻んでも、
きちんとそのリズムで振ることは案外難しいものです。
彼女も最初は恥ずかしがって、
黙ったままスイングをしていました。
横で、私が「1-2-3」とリズムを声に出しても、
なかなかスイングリズムはよくなりませんでした。
そこで、彼女自身でも、
リズムを声に出してスイングをするように言いました。
するとここで、彼女のリズムのとらえ方がなんだかおかしい。
なぜか、3がえらく遅くにきているぞ…?
ん…?テイクバックして、
フィニッシュのタイミングに、3がきている!
ああ、なるほど。
メリハリのないスイングになってしまうのにも合点がいきました。
彼女がスイングリズムのタイミングを勘違いしていたのです。
教えることは難しいなと思いながら、
正しい1-2-3のタイミングをもう一度教えて、
声に出しながらスイングをしてもらうようにしました。
すると、だんだんとバラバラだったスイングリズムが
改善しはじめました。
皆さんも彼女のように、
練習場でリズムを口に出しながらスイングするのは
恥ずかしいかもしれません。
でも私は、生徒さんには全員に「1-2-3」と
声に出しながらスイングしてもらうようにしています。
それだけ、この練習法はスイングリズムを身に着ける上で
とても効果的な方法なのです。
ちなみに、1-2のリズムでも振ってもらいましたが
ヘッドスピードは上がらず、何も変わりませんでした。
彼女は1-2-3のリズムで振る方があっているようです。
スイングリズムでタメを意識する
リズムを声に出してスイング練習していると、
次は2と3の間隔が極端に早くなったり、遅くなったりしはじめました。
自分ではリズムよく打っているつもりでしょうが、
やはり自己動作が強いようです。
ここで、私は振り子の原理を彼女に説明をしました。
ブランコを例に出し、
ブランコが一番スピードの出る漕ぎ方を想像してもらい
それをスイングに当てはめてもらいました。
となると、2と3の間に受け止める動作、
いわゆる「タメ」の動作が必要だと彼女も気づいたようです。
振り子のように、一定のリズムでスイングができるようになり
安定して140ydほど飛ばせるようになりました。
たったこれだけの事なのに、10ydも飛距離が伸びました!
なんとなくスイングするのではなく、
きちんと知識を持って、
原理を頭と体で理解して、練習していくことがとても重要なのが
彼女を見ているとよくわかります。
さて、次週は初心者女子を飛距離アップしてみた第二弾!
スライスの特効薬 をお届けします!
お楽しみに!
続く…
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投稿者プロフィール
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日本プロドラコン協会所属のプロドラコン選手として活動しながら、ヘッドスピードトレーナーとしてレッスンも行う。
過去3回開催された飛距離アップレッスン日本一決定戦ではアゲインストが吹き荒れるなど条件が厳しい大会もあったが、
担当したすべての生徒の飛距離アップさせることに成功し、第3回大会では日本一のレッスンプロに輝いている。
【ドラコン公式最長飛距離】372yard
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