ヘッドスピードが4m/s上がったゴルフ女子の練習内容

前回までのあらすじ
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スイングリズムの改善から、
飛球方向へのつっこみの対策を行い、

飛距離が40yd伸びた初心者女子。
ただ、目標の200ydまでの道のりはまだまだ遠い!

―――

 

次はヘッドスピードを上げることに重点を置いて、
レッスンをおこなっていくことに。

 

目次
1.自己動作の防止方法
2.動体視力活用法

 

自己動作の防止方法

 

飛ばしたい思いが先走って、
スイング全てにおいて力が入りっぱなしの彼女。

 

典型的な自己動作なわけですが。
これでは、やはりヘッドスピードは上がりません。

 

そこで、私は彼女に「力の入れどころ」
をまずレッスンしていきました。

 

振り子の原理をご説明した際、
ブランコを例に出しましたが

 

ブランコをどこで漕ぐと、
スピードが上がるか、覚えていますか?

 

それは一番上に来た時でしたね。
要するに、テイクバックをして、クラブが一番高い位置にきて、
ダウンスイングに入るその瞬間が「力の入れどころ」です。

 

まず彼女には、この力の入れどころにあたる、

 

クラブを振り下ろす瞬間に全パワーを込める
ということを意識してもらいました。

 

スイングリズムでいうと、
1-2-3の「3」の部分となります。

 

ただ、理屈としては理解したようですが、
3で力を入れて、その後も力を込めっぱなしで

 

フォロースルーも自分の力で振る
自己動作のスイングに、どうしてもなってしまいます。

 

そこで、説明の仕方を少し変えました。
実は彼女はテニス競技経験者でした。

 

そのテニスのスイングをイメージしながら
振ってもらうことにしました。

 

テニスはインパクトの瞬間に力を込めることによって、
速い球を打つことができます。

 

共通しているのは、
ずっと力を入れてスイングしている訳ではない、
という事です。

 

この話をしたところ、彼女も感覚的に理解したようで
1-2-3の「3」の部分だけに力を込める、

 

ヘッドスピードの上がるスイングが
だんだんとできるようになってきました。

 

この力の込めどころを
意識的にスイングしてもらうことによって、

 

ヘッドスピードは35m/sから37m/sに上がりました。

 

動体視力活用法

 

次におこなったのは、私のスイングを見た直後に、
スイングしてもらう練習法です。

 

私は50 m/s後半近くのヘッドスピードがありますが、
そのスピードで振るイメージでスイングしてもらうのです。

 

これは人間の性質をうまく活用した練習方法なのですが、
私たち人は、目で見た現象に反応しやすい性質があります。

 

自分よりも早いスイングを見た直後に振ることによって
脳がそのスイングスピードをインプット。

 

同じような動作を自然に行うことができるようになるのです。

 

私が打ち、直ぐに彼女が打つ、
という流れを繰り返し行いました。

 

するとどうでしょう、だんだんと彼女のスイングが
「振れる」スイングへと変化していきました。

 

ただ、私のスイングを見てもらって、打つという事をしているだけなのに。
人間の脳って不思議なもんです。

 

さて、この状態でヘッドスピードを計測してみると
37m/sから39m/sと数値も上がり、

 

40m/sまであと1歩という所まできました。

 

今回、彼女の場合、私のスイングを見て、
その後すぐにスイングするという練習法をとりましたが、

 

一人でこれを実践する場合は、
練習場などでスイングスピードの速いゴルファーを見つけて、

 

その人の打席の横で打つなどの練習法も効果的です。
ぜひ、皆さんも試してみてくださいね。

 

さて、実は彼女、初心者なのに、
ドラコンのアマチュア部門に出場が決定しました!

 

(私が勝手に決めました笑)

 

さぁ、試合までに200yd飛ばせるようになるのか?
彼女の試練はまだまだ続きます…!

 

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投稿者プロフィール

梅野 悌彦
梅野 悌彦JPDA所属ドラコンプロ/ヘッドスピードトレーナー
日本プロドラコン協会所属のプロドラコン選手として活動しながら、ヘッドスピードトレーナーとしてレッスンも行う。
過去3回開催された飛距離アップレッスン日本一決定戦ではアゲインストが吹き荒れるなど条件が厳しい大会もあったが、
担当したすべての生徒の飛距離アップさせることに成功し、第3回大会では日本一のレッスンプロに輝いている。
【ドラコン公式最長飛距離】372yard

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日本プロドラコン協会所属のプロドラコン選手として活動しながら、ヘッドスピードトレーナーとしてレッスンも行う。 過去3回開催された飛距離アップレッスン日本一決定戦ではアゲインストが吹き荒れるなど条件が厳しい大会もあったが、 担当したすべての生徒の飛距離アップさせることに成功し、第3回大会では日本一のレッスンプロに輝いている。 【ドラコン公式最長飛距離】372yard