さて、前回の記事で、マスターズトーナメントのチケット入手がいかに難しいかとその価値についてお話ししました。
筆者は、1990年代に仕事の関係で5回ほど観戦したベテラン?!であります。
経験を踏まえた、テレビ越しにも楽しい観戦方法を今回はお伝えします!
パトロンが腰かけている椅子
このオーガスタですが、基本的に観戦スタイルは90年代と現在も同じだと聞いており、どのようにパトロンが観戦しているのかと併せて知っていれば、テレビで見るマスターズが10倍楽しくなる事間違いありません。
テレビ越しにトーナメントの画像をよく見ると、パトロンが腰掛けている椅子に統一感がある事を不思議に思った方はいませんでしょうか?
それと、誰も腰掛けていないのに雑然と置かれている椅子に、何となく違和感を持つ方もいらっしゃいます。
あの椅子ですが、実はトーナメント会場の中で販売されている限定グッズです。
50ドル位します。
ただ、これが飛ぶように売れる代物なんです。
パトロンはこの椅子を場内で購入すると、背もたれの背後に自分の名前をマジックなどで記入します。
すると、なんと不思議な事にその椅子を自分が見たい場所に置いておくだけで、他人は誰も座らない暗黙のルールがあるのです。
ちょっと驚きませんか?
これは別の国のトーナメントだとそうもいきません。
もちろん、まだプレイヤーが回ってこない午前中早い時間のバックナインは、沢山の空席パイプ椅子で埋め尽くされています。
開門時間には、沢山の人が行列しています。
開門と同時に、パイプ椅子を自分がゆっくり観戦したい場所に走って行って設置する。
そう、良くテレビに映り込む18番グリーンの一番前の席を陣取っている人は、誰よりも早くから開門前に並び、走って場所を確保した人達になるのですね。
人気の場所は、ほぼ特定されています。
- 先程の18番グリーンサイド
- 有名で美しいショートホールの16番グリーンサイド
- アーメンコーナーのショートホールである12番のティーインググランド付近
- また様々な選手紹介がある1番ティーインググランド
なども人気です。
筆者は観戦経験の中で、非常に面白い場所を見つけました。
それは、6番ホールのショート。
アメリカ特有の観戦方法とは?
これは打ち下ろしのショートですが、グリーンがポテトチップスのようにうねりが酷く、グリーンに乗せた場所により非常に難易度が増すホールです。
ティーインググランドからグリーンを見ると分かりますが、結構な打ち下ろしです。
このティーインググランドからグリーンまでの間の斜面を見せる事はテレビで殆どないのですが、面白い事に斜面にパトロンが寝転がっています。
そう、プレイヤーが打った打球は寝転がる真上を通過する。。。
これは、日本のトーナメントで見た事がありませんね。
全く面白いユニークな観戦手段です。
最初は、コース内に入って良いのかと思ってましたが、そこはアメリカ。
寛容なんです。
そう言えば、最近は日本のトーナメントもコース内にクロスウェイなるものを作り、コースの横断が出来るようになりましたが、昔は見かけた事がありません。
恐らく、クロスウェイが昔からあったマスターズのような観戦スタイルを見て、よりパトロンに寄り添ったスタイルにする為に日本でも変遷してきたんだろうなと感じる瞬間です。
さて、次回ですが、オーガスタの街とマスターズ期間中の雰囲気をお届けします。
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投稿者プロフィール
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アマチュアゴルフ歴 30年 ベストスコア 72
ゴルフプレーと共に、昔プレーしていたラグビーの観戦をこよなく愛する 普通のサラリーマン。
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