ゴルフは、年齢やレベルの異なるプレーヤー同士でも、一緒にプレーしても楽しめるスポーツです。
さらに各プレーヤーが公平にプレーできるようにと、定められたのがハンデキャップです。
ハンデキャップにはその場だけて使用する略式のものと、公式に決められてゴルフの実力の証明書となるものがあります。
今回は公式ハンデキャップについて解説します。
公式ハンデキャップとは
日本では、日本ゴルフ協会(JGA)が発行するハンデキャップが国内唯一の公式ハンデキャップとされています。
正式には「JGA/USGAハンディキャップインデックス」と呼ばれるものです。
コースの難易度などを加味し、プレーヤーのスコアによってハンデキャップを調整していくもので、プレーヤーのレベルにかかわらず公平なハンデキャップを提供することを目的として決められています。
ここで取得したハンデキャップは実力の証明書となり、シングルと呼ばれる人は、この公式ハンデキャップが9以下の人のことをいいます。
また、ハンデの目標を設定することで目標が明確になり、プレーが楽しくなるメリットもあります。
公式ハンデキャップの取得方法
公式ハンデキャップ取得の最も一般的な方法は、会員権を買ってゴルフ場のメンバーになることです。
JGA加盟のゴルフ場の会員になって、一定数のスコアを提出すれば公式ハンデキャップがもらえます。
昔はゴルフ場では、独自のクラブハンデが設定されることも多かったのですが、最近ではJGAのルールに従って計算されるようになってきています。
ただ、計算のルールは随時変わっていて、ゴルフ場によっては最新の計算方法に対応していないところもあるようです。
また、会員権を買わなくても、JGAの個人会員やJGAが認めた団体に登録すると公式ハンデキャプを取得することができます。
最近では楽天GORAやゴルフダイジェストのサイト経由でもJGA公式ハンデキャップを取得することができます。
JGA/USGAハンディキャップインデックスの計算方法
まずは、プレーヤーのレベルに応じて、1ホールのスコアの上限値を定め調整します。
これをストロークコントロールといいます。
例えばハンデキャップ9以下のシングルの人は1ホールの上限がダブルボギーとされているので、パー4なら7打たたいても6打でホールアウトしたとして計算します。
ハンデ20~29なら8打上限といったようにレベルに合わせて決められています。
本人の力量とあまり関係ない大たたきを調整して、その人の平均的な実力を反映させることが目的です。
ストロークコントロールされたスコアと、コースの難易度を反映したコースレーティングとスロープレーティングにより決められた基準値との比較でハンデキャップが算出されます。
コースの難易度示すコースレーティングは、ゴルフ場ごとにレギュラーティー 69.5、バックティー 72.8などと決められている数値です。
また、上級者とアベレージゴルファーではスコア差が難しいコースでは大きくなり、易しいコースでは小さくなる傾向があります。
それを数値化したものをスロープレーティングといい、プレーヤーのレベルが違っても公平なハンデが算出できるように調整しています。
スロープレーティングを使った計算方法はやや複雑なため、興味のある方はJGAの公式ページを確認ください。
また、最初はスコア枚数5枚のうちハンデを採用しますが、スコアが7枚以上になったら、決められたベスト枚数の平均で算出される数値が公式ハンデキャップとなります。
まとめ
ゴルフを始めたなら、せっかくですから公式ハンデキャップをとることに挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分の実力を把握することができますし、何よりゴルフ上達のモチベーションになりますので、さらに充実したゴルフライフを送ることができますよ。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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