思った方向にショットするには、正しい方向を向いて、正しい方向感覚でショットすることが必要です。
しかし、実際のコースは広々しており、フェアウェイも真っすぐではありません。
木やバンカーや池など方向感覚を惑わすいろいろなものもあり、方向をしっかり定めることは意外に難しいものです。
今回は、打つべき方向の確認と方向感覚をしっかり持つにはどうすればいいのかを考えてみたいと思います。
目標を定めるためのスパットとは?
まず、目標を定めるのによく使われるものがスパットです。
スパットはボールと目標を結ぶライン上にある目印のことです。
このスパットを決めることで、アドレスをした後に目標方向を正確に認識することができます。
「スパット」は英語ではSPOTのことです。
地点という意味のSPOTは、日本語的には普通は「スポット」と言いますが、正確な発音としては「スパット」に近いので、なぜか日本のゴルフ用語では「スパット」という読み方が定着しています。
英語ではAIM SPOT(狙う場所)などということの方が一般的なようで、「スパット」というのは、その昔、誰か日本のゴルファーが定着させた和製英語に近いものと言えるでしょう。
ちなみにボーリングの目標を示した印のことも、日本では「スパット」と呼ばれています。
スパットを見つけてアドレスに入る
スパットとするものは、小石や枯葉や、ディボット跡など、なんでも構いませんが、なるべくボールに近い場所にあるもので決めるようにしましょう。
スパットを決めたものの、アドレスに入って違う方向から見たら、どこかわからなくなった、ということがないように、なるべく明確な印になるものでボールに近いところがいいのです。
できれは、ボールに近いところ、少し離れたところの2か所にスパットを見つけておくと、さらに方向が明確になってアドレスがしやすくなります。
また、スパットを利用することは、パッティングの際も有効ですのでやってみて下さい。
目印を置くとペナルティ
注意して欲しいのが、自然にあるものをスパットとすることは問題ありませんが、目標を定める援助とするために物を置くと2罰打が課せられるということです(規則10b(3))。
ショットの方向を示すために、グラブやタオルなどを置くと2罰打となり、ショットの前に取り除いたとしても罰を逃れることはできません。
ショットの邪魔になるルースペディメントである枯葉などを取り除いて、目標を定める援助とするために置いた場合もペナルティとなります。
自分ではそのつもりはなくても、目標方向に置いたように見えた場合は、援助と判断される場合もありますので、置き場所には注意するようにしましょう。
前傾したまま目標を確認
スイング中は、方向感覚を持ちながらスイングすることが大切なので、スタンスをとった後、打つ直前に方向をもう一度確認することは重要です。
その際に大切なのが、アドレスの前傾姿勢を保ったまま方向を確認するということです。
方向をしっかり確認しようとして、一度起き上がってから目標方向を見て方向確認をする方がいますが、起き上がって確認した方向と、前傾したまま確認した方向は感覚的に微妙に違います。
アドレスの前傾姿勢を維持したまま、首を目標に向けて方向を確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
目標をしっかり定めることは、正確なショットをするためには重要なことで、感覚だけでは正確に合わせられないので、スパットを利用して目標を定めましょう。
スパットを決めて、アドレス後に目標を再確認するといったルーティーンをしっかり行うことで集中力も高まり、ショットが安定する相乗効果も期待できますよ。
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投稿者プロフィール
- ゴルフ歴20年のおやじゴルファーです。ゴルフの道を究めるべく、日々ゴルフの研究に励んでいます。アマチュアゴルファーの視点から、わかりやすくタメになる記事をお届けしたいと思います。
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