飛距離がほしい男子アマは、女子プロではなく男子プロを参考にすべき理由

今回は、アマチュアゴルファーが、
女子プロのスイングを参考にするべきかどうかについて書いていきます。

 

目次

1.「女子プロのスイングを参考にするべき」という言葉の背景
2.ヘッドスピードよりも体格の違いを考える
3.男子アマのポテンシャル
4.男子アマが参考にするべきゴルファーとは
5.まとめ

 

女子プロのスイングを参考にするべき」という言葉の背景

 

このお題に対して、まず考えたいことは
「女子プロのスイングを参考にするべき」という言葉の背景です。

 

この「女子プロのスイングを参考にするべき」という言葉の背景には、
極めて浅はかな発想があるのをご存知でしょうか?

 

この言葉を、背景を含めて正しく表現すると

 

「ヘッドスピード42m/s前後の男性アマチュアゴルファーは、
同等のヘッドスピードで男性アマチュアゴルファーよりも飛ばす、

 

女子プロのスイングを参考にするべき」
となります。

 

一見、正しい表現に見えますが、
実は恐ろしく浅はかで、無責任な発言なのです。

 

ヘッドスピードよりも体格の違いを考える

 

女子プロと、
大半の男性アマチュアゴルファーの決定的な違いは

 

「体格」

 

になります。

 

女子プロは基本的に、ポテンシャルを
ある程度出せている状態のスイングでヘッドスピードが42m/sです。

 

それとは違い、大半の男性アマチュアゴルファーは、
自分のポテンシャルを全く出せていないスイングで、ヘッドスピードが42m/sなのです。

 

つまり、大半の男性アマチュアゴルファーは、
体格の違いにより飛ばないスイングでも、

 

女子プロと同等のヘッドスピードを出せているということです。

 

ここからは、さらに掘り下げてご説明いたします。

 

男子アマのポテンシャル

 

まず、日本人男性の平均身長は171.4cm、
日本人女性の平均身長は158cm。
※ 2017年、OECD調べ

 

日本人の男女の身長を比べた時、
身長は男性が13.4cmも高いことになります。

 

それを踏まえた上でご説明すると、
最も男女でスイングの違いが出るのは入射角です。

 

女子プロも、男性アマチュアゴルファーも、
おおよそ使用クラブの長さは同じですので、

 

身長が平均158cmの女子プロは、入射角が浅くフラットに、
それに比べ平均身長171.4cmの男性アマチュアゴルファーはアップライトになります。

 

この、フラット軌道と、
アップライト軌道の決定的な違いはスピン量と打ち出し角です。

 

例えば、女子プロと男性アマチュアゴルファーが全く同じクラブを使用し、
全く同じスイングをした場合でも、

 

スピン量は男性アマチュアゴルファーの方が多くなり、
弾道は低くなります。

 

仮に、このデメリットをギアで補うことを考えて、
スピン量を減らすためにロフトを立てたとしても

 

弾道はさらに低くなり飛距離が落ちますし、
逆に弾道を高くするためにロフトを寝かすとスピン量はさらに増え飛距離が落ちます。

 

つまり、女子プロと同じスイングを真似ても、
男性アマチュアゴルファーは、

 

女子プロと比べて低弾道・ハイスピンになるため、
女子プロと同等の飛距離は出せないのです。

 

男子アマが参考にするべきゴルファーとは

 

では、男性アマチュアゴルファーが
飛距離について考える時に参考にするべきは?

 

参考にするのは、
自身と体型が近い男子プロをお勧めいたします。

 

USPGAツアーで戦っているプロは、
自分の個性を活かしたスイングをされていますので、特にお勧めです。

 

全体像として参考にするのは、自分と同体型のプロでいいのですが、
より飛距離に対する理解を深めるために、

 

色んなプロのスイングをご覧になって、
飛距離に対する共通点を見つけましょう。

 

スイング見栄えはプロによって様々ですが、
飛距離につながる動作は基本的にどのプロも同じになります。

 

そこを理解し実践することで、
ヘッドスピード42m/s の男性アマチュアゴルファーは、

 

ヘッドスピード49m/sまで上がります。
※ JPDA飛距離アップレッスンのビフォー・アフターによる
(560名受講 ビフォー平均42m/s、アフター平均49m/s)

 

まとめ

 

結論ですが、
「飛距離がほしい男子アマチュアゴルファーは、男子プロを参考にするべき」です。

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投稿者プロフィール

松谷 伸次
松谷 伸次一般社団法人日本プロドラコン協会会長/ESTIVANT.golf代表
ドラコンプロ、レッスンプロ、ゴルフクラブデザイナーというマルチな視点から、飛距離アップについての考察、検証を日々繰り返している。
飛距離アップ率99%以上という驚異の数字を叩きだしている、JPDA飛距離アップレッスン公式メソッド考案者。